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Ukyo (会話 | 投稿記録)
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本作は、「[[謎]]」を「[[食糧]]」とする(より正確には、謎が解かれたことによって開放される、秘められた悪意のエネルギーを捕食する)ネウロが、魔界の謎を食べつくしてしまったため、新たな謎をもとめて人間界を訪れるところからスタートする。ネウロは人間界で生活するために弥子を[[探偵]]役に仕立て上げ、自らが解いた難事件をあたかも弥子が解いたかのように見せかけ、その事件の謎を「'''食べる'''」ことを始める。
こういった筋立てであるため、本作には「[[グルメ]]」、「[[食事]]」といったテーマが底辺に流れている。
また、推理そのものは本格推理の在り方を継承しているが、ネウロが[[ファンタジー]]的な存在であるため、普通の推理ものでは反則と言われそうなことを平気でやってのけられる強みがある。推理方法は非常に個性的である。読者にろくにヒントを与えずに、主人公が「魔界777ツ能力」という魔界の便利道具を使ってすぐに犯人を捜しあてるという、強引極まりないやり方である。これは、この作品の真の娯しみどころは、突出したガジェットや荒唐無稽なトリック、犯人の異常な心理や奇怪なリアクションであって、事件の動機を犯人に問い、語らせることは無粋以外の何物でもないからである。また、作者は推理小説ファンではないため「推理小説の犯人は勘で当てる」と言い切っており、「'''推理物の皮を被った単純娯楽漫画'''」として受け止めて欲しいと1巻表紙コメントに書き残している。(代表的推理漫画である名探偵コナンでは推理のシーンの補足に黒いシェルエット姿の人物を使用するが、本作品では作者自らのデザインした奇妙なクリーチャーを使って説明するのが大きな特徴といえる)
連載開始からしばらくの間はネウロを推理漫画として批評していた人間も少なからずいたが、単行本が発売された現在では、ネット界隈の評価にも娯楽漫画として割り切って楽しむというスタンスが浸透しつつあるようだ。
 
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ネウロが最初に見つけた謎は昨日の朝まであった平穏な生活が、悪意によって脆くも崩れ去った女子高生、'''桂木弥子'''の家にあった。ネウロは弥子の謎を解決する代わりに、探偵という傀儡もとい奴隷人形を演じろと強制する。弥子は断れば間違いなく殺されると悟ったためか、嫌々ではあるが探偵になることとなった。喫茶店で起きた最初の事件をネウロの奇妙な能力『'''魔界777ッ能力(どうぐ)'''』で解決し(あくまでも表向きは弥子が解決したこととなっている)、続く弥子の謎もネウロの力であっさり解決へと至った。
 
犯人は犯行がばれると奇妙なリアクションを取ったり、とんでもない行動に出たりと様々な光景を見ていくうちに弥子はこれまでの日常を逸脱した奇妙な日常に慣れていき、女子高生探偵桂木弥子としてネウロの傀儡を演じていくのであった……。
 
==主要登場人物==
===桂木弥子探偵事務所===
*''';脳噛ネウロ'''(のうがみ ねうろ)
:表向きは「桂木弥子探偵事務所」の探偵助手。実は「謎」を食料とする魔人で、それを知るのは弥子だけ。魔界の謎をすべて喰らい尽くして人間界に降りてきた。魔界の突然変異生物で、常識を超えた頭脳と身体を持つ。(たとえば、普通の人間ならせいぜい読むことしかできないジャンプで楽に人を殺すこともできる)性格は傲岸不遜で、奴隷(弥子や吾代)には容赦がないが、一般人の前では腰の低い青年助手を演じている。最近体の調子がおかしいらしい。
 
*'''桂木弥子'''(かつらぎ やこ)
;桂木弥子(かつらぎ やこ)
:表向きは「桂木弥子探偵事務所」の所長兼女子高生探偵だが、本当はネウロが己の姿を世間に晒さないための傀儡。当初は有名建築家だった父を殺した犯人を見つけてくれたネウロに恩義を感じ、戸惑いながらも言いなり同然に行動していたが、最近は数々の犯人の行動などを見ていったためか、人に興味を持ち始め進んで行動をとるようになった。犯人を当てるなど活躍も見せ始め、ネウロも多少認めている節がある。細身の見かけによらず大食いの美食家。毎週の登場人物紹介でその食に対するこだわりが垣間見られるような好物が一つずつ紹介される。学食の為だけに都内でも有名な私立高校に合格する為に無理やり偏差値上げて合格した。色気で髪に負ける。
:表向きは「桂木弥子探偵事務所」の所長兼女子高生探偵だが、本当はネウロが己の姿を世間に晒さないための傀儡。当初は有名建築家だった父を殺した犯人を見つけてくれたネウロに恩義を感じ、戸惑いながらも言いなり同然に行動していたが、最近は数々の犯人の行動などを見ていったためか、人に興味を持ち始め進んで行動をとるようになった。犯人を当てるなど活躍も見せ始め、ネウロも多少認めている節がある。細身の見かけによらず大食いの美食家で、都内でも有名な難関私立高校に、学食の為だけに無理やり偏差値を上げて合格したほど。その大食いぶりは最早人間のレベルを超えており、ネウロですらしばしば呆れている。毎週の登場人物紹介でその食に対するこだわりが垣間見られるような好物が一つずつ紹介される。色気で髪に負ける。
*'''吾代忍'''(ごだい しのぶ)
 
:元は「桂木弥子探偵事務所」が入る前にあったやくざ運営の金融会社『早乙女金融』の副社長代理。建物を追い出されてバイトなどをしていたが、その後ネウロに事務所雑用として無理矢理雇われたが、パトロンとなった望月総合信用調査の監査役として出向…ある意味栄転か。元やくざだけに血の気が多い性格。その道ではそれなりに有名であるようだ。他の元闇金融会社メンバーや鷲尾の級友のネーミングの傾向から察するに、名前のモデルは[[ファミコン]]ゲームの[[熱血硬派くにおくん|くにおくんシリーズ]]の名脇役「五代奨」であると思われる。
;吾代忍(ごだい しのぶ)
*'''あかね'''
:元は「桂木弥子探偵事務所」が入る前にあったやくざ運営の金融会社『早乙女金融』の副社長代理。建物を追い出されてバイトなどをしていたが、その後ネウロに事務所雑用として無理矢理雇われ、現在は事務所のパトロンとなった望月総合信用調査の監査役として出向中(ある意味栄転か)。元やくざだけに血の気が多い性格。2日でおにぎり4個しか食べられずフラフラの状態でも大の男数人を一瞬で倒すなど、喧嘩の腕は非常に強く、その道ではそれなりに有名であるようだ。他の元闇金融会社メンバーや鷲尾の級友のネーミングの傾向から察するに、名前のモデルは[[ファミコン]]ゲームの[[熱血硬派くにおくん|くにおくんシリーズ]]の名脇役「五代奨」であると思われる。
:探偵事務所の前の金融会社が入るその前からその部屋にあったと思われる、コンクリート壁に塗り込められた女性の死体。美少女らしい。魔人ネウロの瘴気にあてられて後ろ髪のおさげだけが蘇った。壁の隙間からおさげを使って筆談で意思疎通する、「桂木弥子探偵事務所」の秘書。ネウロによっておさげだけを短時間なら外出できるように改造されており、初代ポータブル改造である「数学の参考書の問題」をエネルギーにしていたときはすぐしおれてしまったが,続く「ケータイのメモリー」を利用した改造のときは2日はもつように。さらに「魔界777つ能力」を使った改造ではかなりの間外出が可能になった。「能力」を利用しているときは弥子と合体,「弥かねちゃん」となって行動する。しかし、この状態のままある程度の時間が過ぎると二人のあいだで人格が入れ替わってしまうらしい。週五回、弥子にトリートメントしてもらっている。そのおかげか表現できないほどの美しい髪である。
 
;あかね
:探偵事務所の前の金融会社が入るその前からその部屋にあったと思われる、コンクリート壁に塗り込められた女性の死体。生前は美少女だったらしい。魔人ネウロの瘴気にあてられて後ろ髪のおさげだけが蘇った。壁の隙間からおさげを使って筆談で意思疎通する、「桂木弥子探偵事務所」の秘書。ネウロによっておさげだけを短時間なら外出できるように改造されており、初代ポータブル改造である「数学の参考書の問題」をエネルギーにしていたときはすぐしおれてしまったが,続く「ケータイのメモリー」を利用した改造のときは2日はもつように。さらに「魔界777ツ能力」を使った改造ではかなりの間外出が可能になった。「能力」を利用しているときは弥子と合体,「弥かねちゃん」となって行動する。しかし、この状態のままある程度の時間が過ぎると二人のあいだで人格が入れ替わってしまうらしい。週五回、弥子にトリートメントしてもらっている。そのおかげか表現できないほどの美しい髪である。
 
===警察関係者===
警察に所属する人物の名前には、なぜか「竹」や文字の一部に「竹冠」が入っている。
 
*''';笹塚衛士'''(ささづか えいし)
:事件現場などで度々会う顎ひげの30代の刑事。資料提供など弥子に協力的姿勢を見せるが、ネウロのことを怪しんでいる節もある。テンションは低いが射撃の腕は超一流。笛吹、筑紫とは大学時代の旧友。大学在学中に家族(父、母、妹)を怪盗Xにより皆殺しにされ、それに関連して大学を卒業してから警察に入るまで1年ほど、行方をくらましていた。本来ならキャリア組として警察に入るはずだったが、Xの一件からノンキャリア組で警察に入っている。弥子を妹とダブらせており、あまり大きな事件に巻き込みたくないようだ。誕生日は7月20日。好物はたこわさと焼酎。
 
*'''石垣筍'''(いしがき じゅん)
;石垣筍(いしがき じゅん)
:弥子父殺人事件解決以降から笹塚とコンビを組む若き刑事。高いテンションと低いプライドを合わせ持つ今時の若者っぽい性格。趣味は食玩集めやプラモデルなど、ホビー類全般だと思われる。ただし収集物・作成品は完成形態に近づいた段階、或いは完成した時点で笹塚に破棄・破壊される場合が多い。単行本2巻において、本来の名前の読みは「'''いしがき しゅん'''」だったが、誤植によって「'''じゅん'''」が正式な名前になったことが明かされた。
 
*'''筒井壮太'''(つつい そうた)
;筒井壮太(つつい そうた)
:警視庁の刑事で、怪盗X事件でネウロたちと出会う。出世欲が異常に強く、Xを逮捕することにより一気に昇進しようと息巻くが、そのXによりあえなくぇはん、と「殉職二階級特進」させられる羽目となった。
:警視庁の刑事で、怪盗X事件でネウロたちと出会う。出世欲が異常に強く、Xを逮捕することにより一気に昇進しようと息巻くが、そのXによりあえなく「殉職二階級特進」させられる羽目となった。最期は何が起こったかわからないまま「ぇはん」という情けない断末魔を挙げて死んだ。
*'''笛吹直大'''(うすい なおひろ)
 
;笛吹直大(うすい なおひろ)
:笹塚の上司で、キャリア組。大学時代は笹塚といがみ合いながらも良き友だったが、その後笹塚がXの一件のショックで国家試験に来なかったことで険悪となり、現在は刺々しい態度を見せる。一般人にも関わらず事件に首を突っ込む弥子とネウロを快く思っておらず、彼らを「汚い者」と見なしている。捜査指揮・管理などキャリア寄りの仕事はとても早い。背が低く,そのことを自分でも気にしているようだ。
 
*'''筑紫侯平'''(つくし こうへい)
;筑紫侯平(つくし こうへい)
:笹塚の同僚、笛吹の部下で、大学時代の旧友。非常に無口だが、二人のことを気遣っている。仕事もできる。尊敬する人は笹塚,笛吹。あとピロリ菌を飲んだ人。
 
*'''箕野将三'''(みの しょうぞう)
;箕野将三(みの しょうぞう)
:警視庁捜査一課。
:警視庁捜査一課の刑事。
*'''笠木'''(かさぎ)
 
;笠木(かさぎ)
:笛吹の部下。
 
===その他===
*''';籠原叶絵'''(かごはら かなえ)
:弥子の友人。弥子の大食いぶりに呆れたり振り回されたりだが、元気のない弥子を心配するなど、優しい面も見せる。
 
*'''桂木遥'''(かつらぎ はるか)
;桂木遥(かつらぎ はるか)
:弥子の母。情報誌の編集者が仕事で、その関係で弥子に食事券などをあげることもある。しかし、本人は殺人的に料理が下手で、夫を危うく殺しかけたことがあるらしい。
 
*'''望月建雄'''(もちづき たてお)
;望月建雄(もちづき たてお)
:元警察官。退職し、警察時代で得たパイプを利用し望月総合信用調査を設立する。IT業界とは違う情報を取り扱う会社だが、手に入れた情報は全て本物になっている事を笹塚は疑問に思っている。探偵の真似事をするネウロ達に近づき、あわよくば麻薬密輸の現行犯としてでっち上げ自社の評判を上げるつもりだったが、早坂の裏切りとネウロのしたたかさに負け、五代の出向と悪事を証明するカセットテープによりパトロンという名の奴隷と化した。
 
*'''見守る人'''(みまもるひと)
;見守る人(みまもるひと)
:弥子を見守る。
:本名不詳の、弥子と同じ学校の生徒。弥子のファンらしく、常に弥子のことを見守っている、いわゆる[[ストーカー]]。太った外見に似合わず、異常に素早い。
*'''春川英輔'''(はるかわえいすけ)
 
;春川英輔(はるかわ えいすけ)
:大学教授。最近偉大な研究を成就させた。研究内容については不明。(本人は近いうち、新聞に自分の名前が載る事になるだろうと豪語していた。)アヤ・エイジアやネウロの能力に関心を持つ。
 
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「ネウロ」の最大の特徴であり魅力だと思われるのが、個性的な犯人たちの描写である。「謎」が解き明かされた瞬間、性格や、時には姿までが豹変して狂った本性を見せる犯人のシーンは、同作品の見せ場の一つになっている。
 
*''';'''
:本名は不明。恋人だった男に裏切られた恨みから、男を毒殺する。この作品の中ではごく普通の犯罪者で、彼女が語る動機にネウロは一切の関心を示さなかった。
 
*'''竹田敬太郎'''(たけだ けいたろう)
;竹田敬太郎(たけだ けいたろう)
:捜査一課の刑事で笹塚の上司。長く殺人事件を調査するうちに人間の「恐怖」に加工された表情を見ることに快感を覚えるようになり、弥子の父親をはじめ、多数の人間を殺害する。犯行がばれると異常に舌(ピアス付)の伸びた恐ろしい表情を見せた。ネウロに脳をいじられ、廃人と化した。
 
*'''至郎田正影'''(しろた まさかげ)
;至郎田正影(しろた まさかげ)
:「奇跡を呼ぶ店」と呼ばれるフレンチレストラン「シュプリームS(シロタ)」のオーナーシェフ。その料理には違法な薬物が多量に含まれており、それを用いて「食の千年帝国」を作ろうと画策、反対するシェフの海野(うんの)を殺す。編み出した究極の料理「'''ドーピングコンソメスープ'''」で肉体を強化し逃走を図ったが、ネウロには通じず痩せ細った姿に変えられた。ちなみにそのあまりのインパクト故にネット上の人気は多大なものである。
 
*'''鷲尾正勝'''(わしお まさかつ)
;鷲尾正勝(わしお まさかつ)
:吾代が勤めていた金融会社の社長代理。自分が集団のトップにいないと気がすまない性格で、それゆえ社長を殺害する。犯行がばれると鼻が嘴型に伸び、鳥のような姿に顔が変化した。ネウロに怯えて逃走し、まだ捕まっていない。名前のモデルは[[熱血硬派くにおくん|くにおくんシリーズ]]の鷲尾修二。
 
*'''ストーカー'''
;ストーカー
:本名は不明。アヤ・エイジアに執着し、動物の死体を事務所に送る、窓を割るなどの行為を繰り返した。締めつけられることに快感と万能感を覚える男。アヤを拘束しようとするが、笹塚に顔面を蹴られ、ネウロの「エグい能力」により痛覚神経を直に弾かれあえなく悶絶。しかし異常な性癖は結局直らなかった。
:本名は不明。アヤ・エイジアに執着し、動物の死体を事務所に送る、窓を割るなどの行為を繰り返した。締めつけられることに快感と万能感を覚える男。アヤを拘束しようとするが、笹塚に顔面を蹴られ、ネウロの「エグい能力」により痛覚神経を直に弾かれあえなく悶絶。しかし、異常な性癖は結局直らなかった。
*'''アヤ・エイジア'''
 
:本名は'''逢沢綾'''(あいざわ あや:正確には「逢」の文字はしんにょうの点が二つ)。探偵事務所開設後最初の依頼客。世界的な知名度と不動の地位を築いた本格派歌手だが「世界中で自分はひとりきり」だと思っており、それが彼女の歌の根源となっている。同じように「世界中で自分はひとりきり」だと思っている人が彼女の歌を聞くと、ダイレクトに脳を揺らされて感動のあまり失神する。「ひとりきり」でなくなることに恐怖を感じ、親しくなったプロデューサー台島拓郎やマネージャー大泉ひばりを殺害した。ただしそのことに多少の罪悪感は感じており、贖罪の賭けとして桂木弥子探偵事務所に捜査を依頼した。現在は、罪を償う為に、服役しているが、色々と心の整理がついたのか現在の彼女の歌う歌は「ひとりきり」ではない人の脳も揺らすまでにレベルアップしている。『噛み切り美容師』の事件で自信を無くしてしまった弥子を励ます。ちなみに大泉ひばりは[[大泉逸郎]]と[[美空ひばり]]が名前のモデルだと思われる。48話 歌【アヤ】にて服役囚として再登場、その歌は更なるパワーアップを果たし、今やどんな人間の脳でも揺らすことができるようになった。
;アヤ・エイジア
*'''篠原紀夫'''(しのはら のりお)
:本名は'''逢沢綾'''(あいざわ あや:正確には「逢」の文字はしんにょうの点が二つ)。探偵事務所開設後最初の依頼客。世界的な知名度と不動の地位を築いた本格派歌手だが「世界中で自分はひとりきり」だと思っており、それが彼女の歌の根源となっている。同じように「世界中で自分はひとりきり」だと思っている人が彼女の歌を聞くと、ダイレクトに脳を揺らされて感動のあまり失神する。「ひとりきり」でなくなることに恐怖を感じ、親しくなったプロデューサー台島拓郎やマネージャー大泉ひばりを殺害した。ただしそのことに多少の罪悪感は感じており、贖罪の賭けとして桂木弥子探偵事務所に捜査を依頼した。現在は罪を償う為に服役しているが、色々と心の整理がついたのか現在の彼女の歌う歌は「ひとりきり」ではない人の脳も揺らすまでにレベルアップしている。『噛み切り美容師』の事件で自信を無くしてしまった弥子を励ます。ちなみに大泉ひばりは[[大泉逸郎]]と[[美空ひばり]]が名前のモデルだと思われる。
:ハンディーカメラ片手に情報を集めるフリーライター。報道の自由を勘違いしており、過去に多くの芸能人・文化人をデマや過剰報道で失脚させてきた。右目は何故かカメラのレンズと一体化している。弥子に取材を試みたが、ネウロに気を狂わされた挙句怪盗Xに殺された。名前のモデルは[[篠山紀信]]か。
 
*'''堀口明'''(ほりぐち あきら)
;篠原紀夫(しのはら のりお)
:ハンディーカメラ片手に情報を集めるフリーライター。[[報道の自由]]を勘違いしており、過去に多くの芸能人・文化人をデマや過剰報道で失脚させてきた。右目は何故かカメラのレンズと一体化している。弥子に取材を試みたが、ネウロに気を狂わされた挙句怪盗Xに殺された。名前のモデルは[[篠山紀信]]か。
 
;堀口明(ほりぐち あきら)
:怪盗Xに憧れ、動物などを殺して“箱”に詰めていた模倣犯。ネウロには相手にされず、憧れていた怪盗X自らに「形だけ“箱”っぽくまとめ」られ絶命。ガラスの箱には入れられていないので、厳密な意味で箱にはされていない。
 
*'''怪盗X(Monster Robber XI)'''(かいとうサイ)
;怪盗X(Monster Robber XI)(かいとうサイ)
:世界を騒がす怪盗。人間の突然変異とも言うべき存在で、細胞を変化させ、子供から老婆までありとあらゆる人物の顔に化けることが出来る。また、脳細胞が常に変化する為に記憶が常に失われ続ける。故に己が何であるか、年齢、性別などを含めたその全てが自分でも分からず、「作った奴の中身が全部詰まった」美術品を盗んだり主にその過程で出会った他人を解体(殺害)しその中身を見ることで自分が何であるかの答えを探し出そうとしている。人間でないネウロに深く興味を持ち、彼の中身を見ることに執着している。長らく潜伏していたが、第48話 歌【アヤ】にて、日本国総理大臣・右森米太郎に化けて再登場を果たした。女性の助手が一人いる。
:世界を騒がす怪盗。人間の突然変異とも言うべき存在で、細胞を変化させ、子供から老婆までありとあらゆる人物の顔に化けることが出来る。また、脳細胞が常に変化する為に記憶が常に失われ続ける。故に己が何であるか、年齢、性別などを含めたその全てが自分でも分からず、「作った奴の中身が全部詰まった」美術品を盗んだり、主にその過程で出会った他人を解体(殺害)しその中身を“箱”として見ることで、自分が何であるかの答えを探し出そうとしている。人間でないネウロに深く興味を持ち、彼の中身を見ることに執着している。殺した人間に化けることで、一般人から著名人まで多くの人間に『なって』おり、現在は[[内閣総理大臣]]にすら成り代わっている。女性の助手が一人いる。
*'''賀久安由美'''(かく あゆみ) = '''爆弾魔ヒステリア(Bommer Histerrier)'''(ばくだんま-)
 
;賀久安由美(かく あゆみ) = 爆弾魔ヒステリア(Bommer Histerrier)(ばくだんま-)
:二人の子供を持つ一般主婦。自分の中にあらゆる破壊衝動を掻き集めて組み立てた『本能(カレ)=爆弾魔ヒステリア』というもう一つの人格がいると本人は言うが、いわゆる多重人格者([[解離性同一性障害]])のそれとは違い、明らかに多重人格者を演じているか、そう思いこんでいるだけのどちらかである。ヒステリアはある一定の法則で爆弾テロを起こす巷で話題の爆弾魔。「人間は本能に忠実な犬である」が持論で、本能を表にさらけ出すことを「ブッちゃける」と呼ぶ。仕掛けられたもう一つの爆弾をネウロに暴かれ、笹塚の精密射撃により爆破を阻止。ネウロの圧倒的な気迫に脅されて犬同然に。
 
*'''デイビッド・ライス(David Rice)'''
;デイビッド・ライス(David Rice)
:異文化交流を研究する、私立大学の留学生。友人の露木さくらを毒ガスで殺害。親日家を装っていたが、実は狂信的なまでの愛国主義者で、自国のネガティブな部分すら全肯定し、日本の文化を見下している。犯行がばれると[[ピノッキオ]]が嘘をついたときのように鼻が伸び、鼻の下を覗くと髑髏の形にも見えるように。常に[[拳銃#拳銃の種類|リボルバー]]を携帯していないと安心できないらしい。異文化交流を勘違いしており、「格上が格下を見下げる事が異文化交流」だと思っていたが、その考えを弥子に「考え方そのものが子供みたいで格下」と指摘され逆上。発砲したがネウロに指弾きで鼻に返され、その上納豆を食べ続けないと呼吸出来ない状態にされる。なお、明らかに[[アメリカ合衆国|アメリカ]]人を風刺したキャラクターだが、少年漫画としては過激な論を語るせいか、劇中では「アメリカ」という具体名は一切登場しなかった。
 
*'''早坂久宜'''(はやさか ひさのり)
;早坂久宜(はやさか ひさのり)
:望月総合信用調査の総務部長。常に笑顔で応対する男だが、その笑顔は本物ではなく作り物の笑顔である。麻薬と共に武器の密輸を行い社長である望月建雄を殺してトップに立つ予定だったが、濡れ衣を着せた相手が不運にもネウロだった。ネウロの犯人の中では唯一'''謎らしき謎は持っていない'''。弟は同社トラブル処理班の早坂ユキ。
*'''早坂ユキ'''(はやさか ゆき)
:早坂久宜の弟で望月総合信用調査のトラブル処理班所属。故郷が雪里。幼い頃、雪崩に呑み込まれて死にかけた事が原因か常に冬物のコートを着用。手をかざすだけで相手を切り刻む攻撃を得意としていたが、実はコートの袖から目に見えにくいガラス製の釣針を出して相手に引っ掛けていた。「兄弟の絆こそ最強」と豪語し吾代と二度戦うが、二度目の戦いで事前にネウロから'''全く役に立たない'''ヒントを貰っていた吾代にタネを見破られ敗北。その後、燃え盛る倉庫に閉じ込められた兄を助け二人でどこかへと去っていった・・・。
*'''百舌貴泰'''(もず たかやす)
:美容院「ファング」を経営するカリスマ美容師。人を髪の毛で判断する性格。犯行は髪のきれいな人の首を切断して殺害した後、髪をセットするというもの。無名の頃に女性に暴行を働いた上で無理やりセットするという事件を起こしている。犯行がばれると目と眉毛が切り離され、再びはさみのような形になってくっついた。あかねと合体した弥子をも襲うが、最後はネウロに魂ごと髪の毛を全部刈り取られる。名前のモデルは、整髪料ブランドのモッズか?
 
;早坂ユキ(はやさか ゆき)
==小道具一覧==
:早坂久宜の弟で望月総合信用調査のトラブル処理班所属。故郷が雪里。幼い頃、雪崩に呑み込まれて死にかけた事が原因か常に冬物のコートを着用。手をかざすだけで相手を切り刻む攻撃を得意としていたが、実はコートの袖から目に見えにくいガラス製の釣針を出して相手に引っ掛けていた。「兄弟の絆こそ最強」と豪語し吾代と二度戦うが、二度目の戦いで事前にネウロから(全く役に立たない)ヒントを貰っていた吾代にタネを見破られ敗北。その後、燃え盛る倉庫に閉じ込められた兄を助け、二人でどこかへと去っていった。
 
;百舌貴泰(もず たかやす) = 噛み切り美容師
:美容院「ファング」を経営するカリスマ美容師。人を髪の毛で判断する性格。美しい髪の持ち主の首を切断して殺害した後、血液を整髪剤に使って髪をセットするという犯行を繰り返し、世間では『噛み切り美容師』と呼ばれていた。無名の頃に女性に暴行を働いた上で無理やりセットするという事件を起こしている。犯行がばれると目と眉毛が切り離され、はさみのような形になってくっついた。あかねと合体した弥子をも襲うが、最後はネウロに魂ごと髪の毛を全部刈り取られる。名前のモデルは、整髪料ブランドのモッズか?
 
==魔界777ツ能力==
;魔界の凝視虫(イビルフライデー)
:目玉の形をした虫を大量に放出。謎を解く手がかりを見つける。また、ネウロの雑務の助手も務める。
 
;異次元の侵略者(イビルスクリプト)
:パソコンなどのモニターに直接手を入れて[[ハッキング]]を行う。デジタル信号に変換されていないようで、ファイアウォール自体が無意味。
 
;断面への投擲(イビルジャベリン)
:刃先から発せられる[[ソナー]]により、通過した物質の材料を解析する。ドーピングコンソメスープの原料を看破した。
 
;無気力な幻灯機(イビルブラインド)
:これの効果を受けた者は半径10m内に限り、「存在の解像度」が大幅に下がる(簡単に言うと極端に目立たなくなる)。同類として毒入り消毒液があるが、どちらかというと暗殺向きな道具。
 
;魔界の追尾蟲(イビルストーカー)
:狙った人物を追跡する。五代の場所を把握するのに使用。
 
;拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)
:弦のない[[弦楽器]]の形をしている。寄生対象の痛覚神経を引きずり出して弦とし、激痛とともに弾く。アヤのストーカーの気を狂わせた。
 
;卑焼け線照射器(イビルロウビーム)
:対象者の[[網膜]]に、無数の目から見られている映像を焼き付ける。篠原に対して使用。
 
;毒入り消毒液(イビルキャンセラー)
:液を被った者は他人の目には見えなくなる。ただし、足音などで気付かれる可能性がある。同類として無気力な幻灯機があるが、どちらかというと追跡行動に向いている道具。
 
;孔雀色の絵の具(イビルコクーン)
:背中に一塗りするだけで、上半身だけ'''卑し'''ムードに包まれる。
 
;目潰し目薬(イビルドロップ)
:目に注して瞬きをすると破壊光線を発射できる。
 
;生まない女王様(イビルバジャー)
:大変偏食な魔界の虫。胃に寄生し、そこから脳を支配する。ライスに使用し、常に納豆を食べていないと生きていけない体にさせた。
 
;追尾蟲の追尾蟲(イビルステッカー)
:魔界の追尾蟲に対応した受信機。対象者が近くにいると反応が強くなって立つので、間違っても中指の腹に貼ってはいけない。
 
;虚栄の兜(イビルフルフェイス)
:煙幕。それ以上でもそれ以下でもないただの煙幕。
 
;泥の指輪(イビルディバーシー)
:ネウロの魔力がこめられた、人肉色(人間界で言うピンク色)の魔界電池。これによりあかねちゃんの活動時間や髪型は思いのままとなる。
 
==小道具==
;ドーピングコンソメスープ
:略称はDCS、コンソメなど。至郎田正影が考案した、数え切れない食材と薬物を絶妙なバランスで配合、特殊な味付けを施し7日7晩煮込み続けた究極の料理。血管から注入(たべ)る。究極の『料理』にも関わらず血管注入するという不条理さ、更にこれによって筋骨隆々な体型になった至郎田のインパクトがあまりに大きかったため、[[インターネットコミュニティ]]や一部の漫画ファンの間では大きな話題になった。『ネウロ』が「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」であることを決定付けたアイテムである。
 
;箱
<table border="1">
:怪盗Xが盗みの現場に必ず置く、殺した人間が詰まった“赤い箱”。本来Xにとって重要なのは、盗みよりもこの“箱”を作って人間の中身を覗き見ることであり、“箱”を作った後に何の価値もない置物を適当に盗んだこともある。模倣犯である堀口明が作った箱は、Xいわく「出来損ないの箱」。
<tr><th>魔界777ツ能力</th><th>効果</th></tr>
:[[2005年]]に[[広島市]]で発生した殺人事件において、被害者の女児が段ボール箱に詰められていたことから、一部[[マスメディア]]で、この“箱”の模倣犯ではないかという指摘が報道された。しかし、逮捕された犯人は日本の少年漫画を読むとは思えない[[ペルー]]人の移民であり、この指摘は全くの濡れ衣だった。
<tr><td>魔界の凝視虫(イビルフライデー)</td><td>目玉の形をした虫を大量に放出。謎を解く手がかりを見つける</td></tr>
<tr><td>異次元の侵略者(イビルスクリプト)</td><td>モニターに直接手を入れて[[ハッキング]]を行う。デジタル信号に変換されていないようで、ファイアウォール自体が無意味。</td></tr>
<tr><td>断面への投擲(イビルジャベリン)</td><td>刃先から発せられる[[ソナー]]により、通過した物質の材料を解析する</td></tr>
<tr><td>無気力な幻灯機(イビルブラインド)</td><td>これの効果を受けた者は半径10m内に限り、「存在の解像度」が大幅に下がる(簡単に言うと極端に目立たなくなる)。同類として毒入り消毒液があるが、どちらかというと暗殺向きな道具</td></tr>
<tr><td>魔界の追尾蟲(イビルストーカー)</td><td>狙った人物を追跡する。</td></tr>
<tr><td>拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)</td><td>弦のない[[弦楽器]]の形をしている。寄生対象の痛覚神経を引きずり出して弦とし、弾く</td></tr>
<tr><td>卑焼け線照射器(イビルロウビーム)</td><td>対象者の[[網膜]]に、無数の目から見られている映像を焼き付ける</td></tr>
<tr><td>毒入り消毒液(イビルキャンセラー)</td><td>液を被った者は他人の目には見えなくなる。ただし、足音などで気付かれる可能性がある。同類として無気力な幻灯機があるが、どちらかというと追跡行動に向いている道具</td></tr>
<tr><td>孔雀色の絵の具(イビルコクーン)</td><td>背中に一塗りするだけで上半身だけ'''卑し'''ムードに包まれる</td></tr>
<tr><td>目潰し目薬(イビルドロップ)</td><td>目に注して瞬きをすると破壊光線を発射できる。目からビーム</td></tr>
<tr><td>生まない女王様(イビルバジャー)</td><td>大変偏食な魔界の虫。胃に寄生し、そこから脳を支配する。「常に~を食べていないと生きていけない」</td></tr>
<tr><td>追尾蟲の追尾蟲(イビルステッカー)</td><td>魔界の追尾蟲に対応した受信機。対象者が近くにいると反応が強くなって立つので間違っても中指の腹に貼ってはいけない</td></tr>
<tr><td>虚栄の兜(イビルフルフェイス)</td><td>煙幕。それ以上でもそれ以下でもないただの煙幕</td></tr>
<tr><td>泥の指輪(イビルディバーシー)</td><td>ネウロの魔力がこめられた魔界電池。これによりあかねちゃんの活動時間や髪型は思いのままとなる。一見ピンク色だが実際は人肉色。</td></tr>
</table>
 
;接着剤餃子
<table border="1">
:桂木弥子の母、桂木遥の手料理。合成ゴム溶剤系耐水接着剤を使用。
<tr><th>小道具</th><th>効果</th></tr>
<tr><td>ドーピングコンソメスープ</td><td>略称はDCS、コンソメなど。至郎田正影が考案した、数え切れない食材と薬物を絶妙なバランスで配合、特殊な味付けを施し7日7晩煮込み続けた究極の料理。血管から注入(たべ)る。これの持つ余りにゴシカァンなインパクトがネットで大評判となった。</td></tr>
<tr><td>箱</td><td>過去に世間を震撼させた怪盗Xが盗んだものに必ず置いてあった箱。その中身は人間そのものの中身。堀口明が彼を模倣して作り上げたX曰く「出来損ないの箱」をさすこともある。</td></tr>
<tr><td>接着剤餃子</td><td>桂木弥子の母、桂木遥の手料理。合成ゴム溶剤系耐水接着剤を使用</td></tr>
<tr><td>ヒステリアの犯行予告カード</td><td>無差別爆弾魔ヒステリアによる犯行現場に必ず落ちている金属製のカード。
「I AM BOMMER SO I AM CUTE I AM HISTERRIER(私は爆弾魔、だから私はかわいい、私はヒステリア(翻訳:笛吹警視))」と刻まれている。本来ボマーのつづりはBOMBERだが、誤りではない</td></tr>
</table>
 
;ヒステリアの犯行予告カード
</table>
:無差別爆弾魔ヒステリアによる犯行現場に必ず落ちている金属製のカード。「I AM BOMMER SO I AM CUTE I AM HISTERRIER(私は爆弾魔、だから私はかわいい、私はヒステリア(翻訳:笛吹警視))」と刻まれている。本来ボマーのつづりはBOMBERだが、誤りではない。
 
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