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== 発見 ==
くじら座タウ星eは、くじら座タウ星系にある他の4つの惑星と共にMikko Tuomiら[[イギリス]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[チリ]]、[[オーストラリア]]の共同研究チームによって[[2012年]]に発見された。発見の成果は同年[[12月18日]]に発表された<ref name="arxiv"/>。惑星を複数個持つ恒星はこれまで[[グリーゼ876]]の15.3光年が最も近い惑星系であったが、くじら座タウ星はこの記録を更新した。
 
くじら座タウ星eは、惑星の公転によって恒星の位置がわずかながらずれ、それが恒星から放出される光の波長に[[ドップラー効果]]を起こす[[ドップラー分光法]]によって発見された。この手法は古典的であるが、しかし、くじら座タウ星eは非常に軽い惑星であるため、影響は非常に小さい。実際、従来の観測手法においては、くじら座タウ星系の惑星は[[くじら座タウ星b]]、[[くじら座タウ星c|c]]、[[くじら座タウ星d|d]]までしか発見できなかった。しかし発見したチームは、観測データからノイズを上手く除去する方法を確立し、ノイズの中からeと[[くじら座タウ星f|f]]を示す信号を発見することに成功した<ref name="arxiv"/><ref name="ABM"/><ref name="BBC"/>。それは、検出された信号に仮の惑星を配置することで、どのような影響があるかを仮定してノイズを差し引きし、見つける方法である。この方法で惑星を発見した成果は、他の惑星系の既存のデータから未知の惑星を発見する手法を確立したことを示す<ref name="BBC"/>。この手法が本当に使えるのかを確かめる対象としてくじら座タウ星が選ばれた。なぜなら、くじら座タウ星は過去14年間の観測では惑星が発見できなかったためである<ref name="ABC"/>。実際、くじら座タウ星eが及ぼす影響は秒速58cmであり、これは[[ケンタウルス座アルファ星Bb]]の秒速51cmに次いで小さな値である<ref name="arxiv"/>。