「新海底軍艦」の版間の差分

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『'''新海底軍艦'''』(しんかいていぐんかん)は[[1995年]][[12月21日]]に製作された[[OVA]]作品。全2話。映画『[[海底軍艦 (映画)|海底軍艦]]』を元にしたオリジナルストーリーであり、[[OVA]]。デザイン・設定も全く異なり、「旧日本海軍の設計したドリル付きの巨大万能艦が活躍する」という設定以外、小説、映画版いずれの『海底軍艦』と全く関連がない。[[1995年]]に第1話「滅亡へのゼロアワー」が、次いで[[1996年]]に第2話「メモリー・オブ・オーシャン」が発売されたが、第3話以降は製作されず、未完となっている
 
アメリカでも『Super Atragon』のタイトルでビデオ販売された。
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ストーリーは完結せず、羅号がさらなる決戦のひかえる「地空」へ向かうところで終わってしまう。
 
== 登場人物 ==
; 有坂剛
: [[声優|声]] - [[関智一]]、[[湯浅香織]](幼少期)
: 国連軍に所属する青年。南極に突如出現した円柱を調査する国連調査団に志願する。地空人の攻撃を受け海に投げ出されたところを「羅号」に救出され、そのまま行動を共にする。
: 当初は自分と母を捨てた父・真鉄や事情を語ろうとしないアネットに戸惑いを見せるが、アブトゥーとの戦いを経て「羅号」の一員として地空人と戦うことを決意する。
; アネット
: 声 - [[岩男潤子]]
: 地空人の少女。元々は「地上人の存続か絶滅か」を判定するために派遣されたエージェントだったが、日向や影山の優しさに触れ、地上人を滅ぼすことを思い留まる。地上人を滅ぼそうとするアブトゥーを止めるため仮死状態に追いやるが、その代償として数十年の眠りに付く。眠りから目覚めた後は、影山の養女「'''アネット・菅原'''」として暮らす一方で、アブトゥーとの戦いに備えて「羅号」開発に協力する。
: 剛に好意を寄せており、アブトゥーとの戦いに巻き込むことを避けるため事情を話していなかったが、事情を話した後は共に地空人から地上を守るために戦う。
; アブトゥー
: 声 - [[井上喜久子]]
: 地空人の少女。アネットと共にエージェントとして地上に派遣され。そこで、戦争を繰り返す地上人の野蛮さに触れ、地上人の「絶滅」を決定するが、地上人を守ろうとするアネットによって仮死状態に陥る。
: 仮死状態から目覚めた後に、地上人を滅ぼすために活動するが、アネットと「羅号」によって阻止される。最期は「リバティー」で「羅号」と戦うが、「リバティー」を撃沈され死亡。
; 影山貢
: 声 - [[清水紘治]]、[[塩沢兼人]](副長時代)
: 元日本海軍大佐。初代「羅号」副長。艦長だった日向とは親友だった。戦争末期、「リバティー」と刺し違える直前に、日向の命令でアネットと共に「羅号」から脱出する。
: 戦後は「'''菅原直道'''」と名前を変え、菅原コンツェルン会長として日本財界を牽引する一方で、アブトゥーとの戦いに備えて「羅号」開発を極秘裏に進める。また、日向の恋人だった志乃の生活を援助しており、志乃の孫である剛とも面識がある。
; 日向真鉄
: 声 - [[瑳川哲朗]]
: 2代目「羅号」艦長。剛の父。十数年前に船舶事故で死亡したことになっているが、地空人との戦いに備えるための偽装だった。
: アブトゥーと対峙するアネットを救出に向かう剛に、父の形見である軍刀を渡し「生きて戻って来い」と告げる。
; ストーナー
: 声 - [[井上和彦 (声優)|井上和彦]]
: 2代目「羅号」副長。真鉄から剛の話を聞かされており、剛の身を気遣う。
; 立花昌儀
: 声 - [[大塚周夫]]
: 2代目「羅号」の機関長。兄は初代「羅号」の乗組員だった。
; 西村光太郎
: 声 - [[近石真介]]
: 2代目「羅号」の開発者。乗組員からは「ドク(博士)」と呼ばれている。
; 日向正史
: 声 - [[松本保典]]
: 日本海軍少将。初代「羅号」艦長。真鉄の父で、剛の祖父。戦争末期、「リバティー」と刺し違えて戦死する。
; ボガード
*: 声 - ボガード:[[一条和矢]]
: 国連海軍中将。国連艦隊司令官。南極海でアブトゥーとの戦いの指揮を執るが劣勢に立たされ、全滅の危機を「羅号」に救われる。国連が「羅号」の接収を決定すると、拿捕するために「羅号」に攻撃を仕掛けるが、アブトゥーからの攻撃を受け、再び「羅号」に救われる。
 
== スタッフ ==
* 原作 - [[押川春浪]]『[[海底軍艦]]』
* 制作:[[東宝]]
* 監督 - [[片山一良 (アニメ監督)|片山一良]](第1話)、[[福田己津央]](第2話)
* 原作:[[押川春浪]]『[[海底軍艦]]』
* 脚本 - [[岸間信明]]
* 監督:[[片山一良 (アニメ監督)|片山一良]]、[[福田己津央]]
* 絵コンテ - 片山一良(第1話)、福田己津央(第2話)、[[滝沢敏文]](第2話)
* 制作:[[山田哲久]]
* キャラクターデザイン - [[安彦良和]]
* 脚本:[[岸間信明]]
* キャラクターメカデザイン - [[安彦良和小林誠 (イラストレーター)|小林誠]]
* アニカデザイーショ:[[小林誠 (イキャストレーター)|総作画監督 - 林誠]]曽根正美
* メカニック総作画監督 - 鉄羅紀明
* 音楽:[[天野正道]]
* 美術監督 - [[古谷彰]](第1話)、古賀徹(第2話)
* 演奏:[[ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団]]
* 撮影監督 - 安原吉晃
* 音響監督 - [[鶴岡陽太]]
* 編集 - 西山茂
* 編集助手 - 津留洋子
* 録音 - 阿部幸男(第1話)、市川修(第2話)
* 効果 - 今野康之
* 色彩設定 - 脇喜代子
* 色指定 - 脇喜代子、内田聡
* 演出 - 杉山慶一(全話)、片山一良(全話)、芹沢剛士(第2話)
* 演出助手 - 鈴木薫
* SF設定協力 - 大森聡
* 音楽 - [[天野正道]]
* 演奏 - [[ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団]]
* 制作:[[ - 山田哲久]]
* アニメ制作 - [[フェニックス・エンタテインメント]]
* 制作:発売元 - [[東宝]]
 
== キャスト ==
* 有坂剛 - [[関智一]](幼少期:[[湯浅香織]](幼少期
* アネット - [[岩男潤子]]
* 日向真鉄 - [[瑳川哲朗]]
* アブトゥー - [[井上喜久子]]
* ストーナー - [[井上和彦 (声優)|井上和彦]]
* 立花昌儀 - [[大塚周夫]]
* 影山貢 - [[清水紘治]](副長時代:[[塩沢兼人]](副長時代
* 西村光太郎 - [[近石真介]]
* 有坂志乃 - [[高島雅羅]]
* 日向正史 - [[松本保典]]
* サイーブ - [[水原リン]]
* ミリアス - [[室園丈裕]]
* 日野 - [[千葉一伸]]
* 吉岡 - [[落合弘治]]
* ダニエル浜田 - [[梁田清之]]
* ボガード:[[一条和矢]]
* ボガード - [[一条和矢]]
* 御子柴一郎:[[高橋広樹]]
* 立花(兄):御子柴一郎 - [[高嶺巌橋広樹]]
* 立花(兄)、管制官 - [[高嶺巌]]
* 高野 - [[土方優人]]
* チーフ - [[小野英昭]]
 
* アナウンサー - [[安井邦彦]]
== エピソードリスト ==
# 滅亡へのゼロアワー
# メモリー・オブ・オーシャン
 
== ノベライズ ==
前半の第1話「滅亡へのゼロアワー」のみ[[ノベライズ]]され、[[角川スニーカー文庫]]から刊行された。
 
* [[岸間信明]]『新・海底軍艦 滅亡へのゼロアワー』角川スニーカー文庫9819 ISBN 9784044169015
 
== ゲームソフト ==
;『[[新海底軍艦 鋼鉄の孤独]]
:[[アスキー (企業)|アスキー]]製作による[[セガサターン]]ソフトとして[[1997年]][[4月4日]]に発売された。一部戦闘シーンに当時はまだ珍しい[[3DCG]]が用いられている。元のアニメには登場しない[[スーパーロボット|人間型ロボット]]が登場するほか、'''物語が完結する'''という大きな違いがある。
 
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[[Category:アニメ作品 し|んかいていくんかん]]
[[Category:1995年のOVA]]
[[Category:SFアニメ]]