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[[File:Herat_Hari_Rud_bridge.jpg|thumb|ハリー・ルード川]]
'''ヘラート'''([[ダリー語]] : '''هرات''' Herāt)は、[[アフガニスタン]]の[[都市]]。[[{{仮リンク|ハリー川 (アフガニスタン)|en|Hari River, Afghanistan|label=ハリー川}}({{lang-ps|هري رود}} - {{lang|en|Harī Rūd}} - ハリー・ルード川]]、{{lang-la|Tarius}})の河谷に形成された肥沃な[[オアシス]]に位置し、古にはワイン生産地として名高かった。国内第3の人口を擁する ([[2006年]]の公式推計で349,000人[http://www.cso.gov.af/]) 同国北西部の最重要都市で、現在は[[ヘラート州]]の州都である。住民は[[スンナ]]派または[[シーア派]]の[[ペルシア語]]系[[タジク人]]中心で、主にダリー語が話される。
 
アフガニスタン北西部から[[イラン]]北東部、[[トルクメニスタン]]南部にまたがった[[ホラーサーン]]地方の東部に位置し、[[中央アジア]]と[[インド亜大陸]]、[[西アジア]]を結ぶ重要な交易路上にあって古来より栄え「ホラーサーンの真珠」とその繁栄を謳われた。ペルシア語系タジク人が住民の多数を占めることからもうかがえるように、ヘラートを含むアフガニスタン北西部のハリー・ルード水系地域は、歴史的にはアフガン([[パシュトゥーン人|パシュトゥーン]])よりもイランの文化圏に属した。その歴史の古さは、古代[[ペルシア帝国]]の碑文に名が記されているほどで、現在も多くの歴史的建造物に恵まれている。もっとも、多くの遺跡が近年の激しい内戦によって損傷を受けている。ヘラートからイラン、トルクメニスタン、[[マザーリシャリーフ]]、[[カンダハール]]に通じる複数の幹線道路は、現在もなお戦略的に重要である。