「チューインガム」の版間の差分

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== 原料 ==
ガムベースの主原料としては、南米産の[[アカテツ科]]の樹木である[[サポジラ]] ([[w:Achras sapota|Achras sapota]]) から取れる[[樹液]]を煮て作る天然樹脂のチクルが主に用いられる。チクルから採取された[[ゴム]]はポリ-1,4-[[イソプレン]]で、''cis''型65%と''trans''型35%の混合物である<ref>日本化学会編「化学便覧 応用化学編 第6版」丸善 (2003/01) 16.7.3 天然樹脂</ref>。現在はコスト削減や噛み心地の調整などの目的で、[[マツ]]の樹液([[松脂]])を加工して作る[[エステルガム]]([[w:Ester gum|Ester gum]])、合成樹脂である[[酢酸ビニル]]樹脂([[ポリ酢酸ビニル]])や[[ポリイソブチレン]]も用いられている<ref>{{cite web | date = 2001 | url = http://www.chewing-gum.org/genryo/index.html | title = チューインガムの原料 | publisher = 日本チューインガム協会 |accessdate=2007年12月1日 }}</ref>。風船ガムには、よく伸びる酢酸ビニル樹脂がよく使われる。これらに、卵の殻などから作られる[[炭酸カルシウム]]を加えて堅さを保持させ、風味付けの[[甘味料]]、[[香料]]などが加えられ、成型される。
 
配合する材料により味を自由に設定できるが、多くの場合甘味がついている。[[砂糖]]が配合されていないガム([[キシリトール]]入りガムなど)は、[[歯磨き]]の代わりに噛まれることがある。