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Syrotyna (会話 | 投稿記録)
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原子の[[原子半径|半径]]は[[1 E-10 m|10<sup>-8</sup>cm]]程度であり、[[質量]]は[[1_E-27_kg|10<sup>-24</sup>~10<sup>-22</sup>g]]程度である。地球上では原子は通常、複数の原子が[[化学結合]]によって結びついた[[分子]]や[[結晶]]として存在しているが、[[希ガス]]のように1個の原子が単独で存在している場合([[単原子分子]])も存在し、宇宙空間では希ガス以外の原子も単独で存在している。
 
日常世界がほぼ[[古典論]]による世界であるのに対し、原子・分子レベルでは[[量子論]]が重要になる。すなわち、ミクロスケール・ナノスケールの世界においても原子・分子のスケールに至る手前までは我々の直感的な物質感が概ね通用するが、原子・分子レベルの世界では直感的な物質感はもはや通用しなくなる。また、原子より大きな世界(原子核と電子の相互作用を含む)が[[電磁相互作用]]と[[重力相互作用]]に支配されているのに対し、原子核内部などより小さな世界では[[強い相互作用]]や[[弱い相互作用]]が重要な役割を担っており、原子(原子核)のスケールを境として自然を支配する[[基本相互作用]]の様相が大きく異なっている。
 
近年では、[[走査型トンネル顕微鏡]]や[[原子間力顕微鏡]]を用いて、原子の一粒一粒が識別可能な分解能の像を観測したり、原子を一粒単位で移動させたりすることも可能になっている。