「社会主義労働者党 (日本)」の版間の差分

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== 政策 ==
'''4時間労働制'''
:89年の参議院選挙で掲げられたスローガンで、大きな注目を浴びた。生産手段を公有化し、[[収益]]の全てを労働者の取り分にし、すべての寄生階級を一掃し、「[[働かざる者食うべからず]]」の原則を貫徹すれば、[[労働時間]]は8時間の半分で済むと主張した。
 
89年の参議院選挙で掲げられたスローガンで、大きな注目を浴びた。生産手段を公有化し、[[収益]]の全てを労働者の取り分にし、すべての寄生階級を一掃し、「[[働かざる者食うべからず]]」の原則を貫徹すれば、[[労働時間]]は8時間の半分で済むと主張した。
 
'''革新政党にかわる真の労働者政党を'''
:戦後[[自民党]]と対決してきた[[革新政党]]であったが、本当の労働者政党ということはできない。日本社会党は「平和と民主主義」を掲げたが、その実態は“自社なれ合い政治”であり、[[社会主義]]の目的を[[民主主義]]の全面的な実現にあると矮小化する[[社会改良主義]]の政党であった。スターリン主義政党・日本共産党は宮本・不破体制のもとでソフト路線を演出したが、「自由と民主主義の宣言」や「社会主義を目指さない」路線にみられるごとく、支持層の拡大を目指して[[小ブルジョア]]の利益を代表しようとする俗流的な[[改良主義]]の政党と堕している。[[毛沢東主義]]の日本労働党も労働者政党とはいえない。民主主義は手段、目的は社会主義であり、社会主義を目指す真の労働者の[[階級政党]]を作り上げていかなければならないと訴えた。
 
戦後[[自民党]]と対決してきた[[革新政党]]であったが、本当の労働者政党ということはできない。日本社会党は「平和と民主主義」を掲げたが、その実態は“自社なれ合い政治”であり、[[社会主義]]の目的を[[民主主義]]の全面的な実現にあると矮小化する[[社会改良主義]]の政党であった。スターリン主義政党・日本共産党は宮本・不破体制のもとでソフト路線を演出したが、「自由と民主主義の宣言」や「社会主義を目指さない」路線にみられるごとく、支持層の拡大を目指して[[小ブルジョア]]の利益を代表しようとする俗流的な[[改良主義]]の政党と堕している。[[毛沢東主義]]の日本労働党も労働者政党とはいえない。民主主義は手段、目的は社会主義であり、社会主義を目指す真の労働者の[[階級政党]]を作り上げていかなければならないと訴えた。
 
'''国家資本主義論'''
:社労党がソ連圏を評価する際の独自の立場。社共がソ連を「社会主義」「労働者の理想の国家」と美化していた時代から、あるいは新左翼が「[[堕落した労働者国家]]」([[トロツキー]])と評価していた時代から、ソ連や中国は特殊な国営の資本主義=[[国家資本主義]]であり、批判の対象としていた。そこでの労働者の地位は日本などの自由資本主義の労働者の地位と同じであると喝破し、ソ連・東欧の内的崩壊を予知していた。
 
社労党がソ連圏を評価する際の独自の立場。社共がソ連を「社会主義」「労働者の理想の国家」と美化していた時代から、あるいは新左翼が「堕落した労働者国家」([[トロツキー]])と評価していた時代から、ソ連や中国は特殊な国営の資本主義=[[国家資本主義]]であり、批判の対象としていた。そこでの労働者の地位は日本などの自由資本主義の労働者の地位と同じであると喝破し、ソ連・東欧の内的崩壊を予知していた。
 
'''女性解放論'''
:資本主義社会で、最も不利益を被っているのは、[[女性]]である。資本主義は、男女平等を謳うが、性による差別は依然として続いている。雇用機会均等法などが出来たが、女性差別は解決していない。階級社会である資本主義の打倒と女性解放運動を結びつけ闘い、[[男女同権]]を勝ち取って必要があると主張する。
 
資本主義社会で、最も不利益を被っているのは、[[女性]]である。資本主義は、男女平等を謳うが、性による差別は依然として続いている。雇用機会均等法などが出来たが、女性差別は解決していない。階級社会である資本主義の打倒と女性解放運動を結びつけ闘い、[[男女同権]]を勝ち取って必要があると主張する。
 
== 関連項目 ==