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音源の変遷
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[[パーソナルコンピュータ]]の最初期には音声が出ないか、あっても[[ビープ音]]のみという環境であった。そこで、パーソナルコンピュータに音楽を奏でる機能を持たせるため、サウンドカードが発売された。ごく初期のものでは[[Apple II]]の Mockingboard が有名で、[[Programmable Sound Generator|PSG]]音源を搭載していた。その後登場した家庭用パーソナルコンピュータの多くは標準的に音源が内蔵されるようになったため、以降はサウンドカードは(当初は家庭用途を想定していなかった)NEC [[PC-9800シリーズ]]や[[PC/AT互換機]]用のものが中心となる。これらの機種用のサウンドカードは、より豊かな音色を出力することのできる[[FM音源]]を使用するものがまず主流となった(Ad Lib社のサウンドカードやNEC PC-9801-26等)。やがてゲームのBGMなどで[[MIDI]]が用いられるようになると、MIDI信号を受けて発音する、MIDI[[音源モジュール]]をMIDIカード上に実装したものが登場した([[ローランド]]のLAPC-I等)。
 
19901980年代末から90年代になるとかけて、FM音源に加えて[[PCM]]で音声の再生を行うPCM[[デコード|デコーダー]]、及び音声を録音するためのPCM[[エンコード|エンコーダー]]が搭載されたサウンドカードが登場する(Creative [[Sound Blaster]]やNEC PC-9801-86等)。この時点でサウンドカードは、パーソナルコンピュータに音源を付加することに加え、音声入出力機能を拡張するものとなった。また、Sound BlasterはMIDIカードとしての機能を有しており、Wave Blaster等のドーターボードを接続することによりMIDI音源としても利用することができた。
 
この時期に使用されていたサウンドカードの多くは[[ジョイスティック]]を接続するための[[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]を備えている。特に、Sound Blasterではジョイスティック接続のための[[ゲームポート]]が、MIDIコネクタと兼用となっていた。