「サウジアラビア国家警備隊」の版間の差分

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'''サウジアラビア国家警備隊'''(アラビア語:الحرس الوطني السعودي、英語:Saudi Arabian National Guard、略称:SANG,別名:ホワイトアーミー)とは[[サウジアラビア]]に3つある[[準軍事組織]]の1つで[[国境警備隊|国境警備]]や国内の[[治安維持]]に当たっている組織である。1963年以来、[[アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ]](第6代[[サウジアラビアの国王一覧|国王]])が司令官を務めていたが、2010年11月17日、アブドゥッラー国王の息子であるムタイブ・ビン・アブドゥッラー王子が司令官に就任した。
 
==概要==
[[Image:Saudi V-150 Commando.jpg|thumbnail|250px|A Saudi [[コマンドウ (装甲車)|V-150]] in 1991]]
主に[[王族]]の[[警護]]、[[クーデター]]などの国家犯罪、重要施設や資源の保護、イスラム教の二大聖地である[[マッカ]](メッカ)の[[マスジド・ハラーム]]と、[[マディーナ]](メディナ)の[[預言者のモスク]]の[[備]]を担当している。25,000人の[[民兵]]を含む125,000人からなる常設組織である。
 
彼らはサウジアラビアの伝統的な白い服装で活動していることから[[アメリカ軍]]からはホワイトアーミーと呼ばれている。
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湾岸戦争ではクエートとの国境付近でイラク軍と交戦している。2011年にはアラブ騒乱で湾岸協力軍の中核としてバーレーンに派遣されている。
 
軍事組織としての役目だけでなく、王家直轄の施設の運営も行っており、スポーツ競技上やキングファアド国家警備隊病院を運営している。国家警備隊病院は設備、診療内容ともにサウジアラビアのトップクラスと評価されており<ref>http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/saudi.html 日本外務省の医療情報</ref>王族に心疾患者が多いことから心臓外科に関しては特に高い水準を誇っており、心臓手術ができる空飛ぶ病院といわれる専用機の運用も行っている。
国家警備隊病院は設備、診療内容ともにサウジアラビアのトップクラスと評価されており<ref>http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/saudi.html 日本外務省の医療情報</ref>王族に心疾患者が多いことから心臓外科に関しては特に高い水準を誇っており、心臓手術ができる空飛ぶ病院といわれる専用機の運用も行っている。
 
[[ジャナドリア祭]]などの文化事業を主催するなど軍事とは無関係の活動も幅広く行っている。