「超対称性」の版間の差分

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'''超対称性'''(ちょうたいしょうせい,supersymmetry,'''SUSY''')は[[ボソン]]と[[フェルミオン]]の入れ替えに対応する[[対称性]]である。この対称性を取り入れた理論は[[超対称性理論]]などのように呼ばれる。また、[[超対称性粒子]]の一部は[[暗黒物質|ダークマター]]の候補の一つである。2009201321月現在、超対称性粒子は未発見である。
 
== 概要 ==
現在[[素粒子物理学]]では、「[[標準理論]]」が理論的にも[[実験]]的にも確かめられている。しかし、ある[[量]]を計算すると[[発散]]してしまう問題点も含んでいる。この問題は[[朝永振一郎]]らの「[[繰り込み理論]]」である程度解決しているが、[[階層性問題]]と呼ばれる不都合さが残っておりこの問題を解決するために導入されたのが超対称性である。
 
現在[[素粒子物理学]]では、[[場の量子論]]を基礎とする[[標準模型]]が理論的にも[[実験]]的にも確かめられている。
この超対称性は現在我々が生きている地球上では実現されていない。しかし、宇宙初期においてこの超対称性があったと考える事には上記のような数多くの利点があり、そのためにこの対称性を取り込んだ多くの模型が提唱されている。宇宙初期には存在していた超対称性が現在では見られないという仕組みの事を[[超対称性の破れ]]([[:en:Supersymmetry breaking]])と呼びいくつかの理論が提唱されているが未だ実験的確証は得られていない。後述する超対称性粒子、例えば電子の超対称性パートナーであるスカラー電子等の超対称性粒子は未だ発見されておらず、世界中の[[加速器]]で発見するための実験が進んでいる。
一般に場の量子論の計算では、様々な箇所に[[発散]]が現れるという問題があるが、この問題は[[朝永振一郎]]らの[[繰り込み理論]]である程度解決可能されている。
この繰り込み理論と関連して、標準模型においては、[[ヒッグス機構]]による[[ワインバーグ=サラム理論|電弱対称性]]の[[自発的対称性の破れ|自発的破れ]]の大きさを観測事実と合わせるために、理論のパラメーターを非常に精密に調整する必要がある。
この問題は、[[プランクエネルギー|プランクスケール]](10<sup>19</sup>GeV)と電弱対称性が破れるスケール(10<sup>2</sup>GeV)の間に大きな隔たりがあることに起因しており、[[階層性問題]]と呼ばれている。
この問題に対する解決策の一つとして導入されたのが超対称性である。
 
超対称性の存在は、現在までに知られている標準模型の粒子たちに超対称性パートナーが存在することを予言する。例えば、電子に対してスカラー電子と呼ばれるスピン0で電荷-1を持つ粒子の存在が予言されるが、そのような粒子は観測されていない。
この超対称性は現在ため、我々が生きて住んでいる地球上世界の真空では実現されていない。しかし宇宙初期においてこの超対称性があった自発的に破れていると考える事には上記のような数多くの利点必要があり、そのためにこの対称性を取り込んだ多くの模型が提唱されている。宇宙初期には存在していた超対称性が現在では見られないという仕組み事を[[超対称性の破れ]]([[:en:Supersymmetry breaking]])と呼びを起こす機構はいくつかの理論が提唱されているが未だ実験的確証は得られていない。後述する超対称性粒子、例えば電子の超対称性パートナーであるスカラー電子等の超対称性粒子は未だ発見されておらず、世界中の[[加速器]]で発見するための実験が進んでいる。
 
== 超対称代数 ==
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