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{{出典の明記|date=2012年12月}}
'''5700系電車'''(5700けいでんしゃ)は、[[名古屋鉄道]]が1986年から運行している2扉クロスシートの[[電車]]。登場時より一貫して特別料金不要の[[自由席|一般車]]として運用されている。元々の位置づけ(用途について本線の[[急行形車両|高速・急行#車両]]であった<ref>[http://www.meitetsu.co.jp/densha/list/detail/1174497_1203.html 5700系・5300系|名古屋鉄道]</ref><ref>一方で両開き2扉・転換クロスシートの仕様が国鉄の117系や213系類似する点に着目すれば[[近郊形車両|近郊形ついて]]となるが、名鉄側では5000番代と7000番代は2扉クロスシート車に分類していものの、国鉄・JRのように取り立てて厳密に何形とは定義していない。</ref>を参照)
 
なお、本項では同様の車体と設備を持ち、ほぼ同時期の製造で車両性能が近い機器流用車の'''5300系電車'''についても記述する。
 
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[[1955年]]から[[1957年]]にかけて製造された初期のSR車両([[名鉄5000系電車 (初代)|5000系(初代)・5200系]])は老朽化が進んだ[[1980年代]]半ばになっても非冷房でありながら[[名鉄特急#高速|高速]]、[[急行列車]]に多く運用される車両であったが、軽量構造の車体は、強度の関係から冷房化改造が困難であった。
 
加えて[[日本国有鉄道]](国鉄)が[[名鉄名古屋本線|名古屋本線]]と競合する[[東海道本線]]の[[快速列車]]に「[[名鉄特急#国鉄・JR東海道本線の中京圏における輸送|東海ライナー]]」と銘打って[[国鉄117系電車|117系電車]]を投入して攻勢に出ていたうえ、[[1987年]]の[[国鉄分割民営化]]によるサービス向上が予想されていた。このため、初期のSR車両を置き換え高速、急行列車の強化を図るべく投入された車両で、5700系は完全な新造車、5300系は5000系・5200系から走行機器の一部を再用し、車体を新造した車両である。両者は相互の併結が可能で、共通に運用されている。また、2扉転換クロスシートの一般用車両としては1975年の7000系最終増備車(モ7050形7100番台)以来11年振りの投入となる。
 
公式な愛称はついていないが、5700系の登場時に駅構内に掲示されていた新車デビューの[[広告]]には「スーパー[[ロマンスカー]]」と表記されていた。7000番台形式の車両が全廃され本系列が唯一の2扉一般車となった2010年以降は、単に(狭義の)SR車と呼ばれることが多くなった。
 
=== 用途について ===
本形式の元々の位置づけは、本線の[[急行形車両|高速・急行用車両]]であった<ref>[http://www.meitetsu.co.jp/densha/list/detail/1174497_1203.html 5700系・5300系|名古屋鉄道]</ref>。一方で両開き2扉・転換クロスシートの仕様が国鉄の117系や213系に類似する点に着目すれば[[近郊形車両|近郊形]]となるが、名鉄側では5000番代と7000番代は2扉クロスシート車に分類していものの、国鉄・JRのように取り立てて厳密に何形とは定義していない。
 
=== 車体(5700系・5300系共通) ===