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[[大正時代]]には都市部への人口流出や地方の疲弊に伴う[[地方改良運動]]とも関係し郷土研究が行われ、自治体史や村是の編纂、[[古文書]]の蒐集や[[図書館]]の建設、史跡・文化財整備などが行われた。
 
戦前は[[皇国史観]]の強い影響で、[['''郷土史家]]'''と呼ばれるアマチュアの歴史研究家主導により、郷土の忠臣と英雄を顕彰、関連[[史跡]]、[[文書]]等の保護、研究が活動主流であった。これらの傾向を「[[史料]]の選択、批判に厳密性を欠くお国自慢史観」と批判する研究者達{{誰|date=2010年10月}}<!--具体的に-->は1950年代頃から[['''地方史]]'''の用語を用いるようになる。しかし、戦前郷土史を批判するあまり、中央からの視点、価値観で見る傾向が強くなる。これらの動きを「地方蔑視史観」と批判する研究者達{{誰|date=2010年10月}}<!--具体的に-->は[['''地域史]]'''の用語を用い、中央からでも地方からでもなく、その地域の[[アイデンティティー]]を研究することを標榜する者もいる。
 
現在、全国各地に「○×郷土史研究会」、「○×地方史研究会」、「○×地域史研究会」と名乗る研究団体が多数存在するが、名称の違いはその会が成立した時期によることが多く、研究内容、目的、手法が違うということはあまりない。また、それらの会の多くは、[[新制大学|地方大学]]の[[歴史学者]]が主体となり、その教え子の地元[[社会科]][[教員]]、[[学生]]、[[地方公共団体]]の[[社会教育]]担当職員、地方[[博物館]][[学芸員]]などが構成員となっていることが多い。