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[[火器]]を大規模に運用する[[ムガル帝国]]がインドの支配者となると、戦象の価値は著しく低下した。射撃の轟音による暴走の危険性があったため、象が前線に投入されることは少なくなった。ムガル軍における戦象の役割は、主として指揮官に必要な高所での視界の確保にあった。そのためムガル軍の指揮官は狙われやすかった。また、[[大砲]]の牽引役としても使用された。
 
火器がさらに発達すると、戦象はその大きさのために標的になりやすく、積極的に使用するものはいなくなった。最後まで戦象を使用したのは[[タイ王国]]であり、20世紀初頭まで小型の大砲を背中に乗せて使用し、また悪路を走破できる自動車が実用化・普及するまで密林のパトロール用に用いた。現在、タイの観光地では戦象を再現したショーなどが行われている
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|ファイル:Ikhlas 001.jpg|[[ムガル帝国]]の[[アクバル]]が率いる戦象隊