「低速度撮影」の版間の差分

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'''低速度撮影'''(ていそくどさつえい)とは[[高速度撮影]]とは逆に[[カメラ]]の回転速度を低くして、つまり撮影する[[齣|コマ]]数を24枚/秒([[ビデオ]]の場合には30枚/秒)より少なくして撮影する技法。一般的には'''コマ落とし'''などと言われている。人物などがちょこまかと動くスピード感ある効果が出るため、[[決闘]]や戦闘のシーン、追跡のシーンなどで用いられることがある。事実、[[マキノ雅弘]]は[[戦前]]の作品においてこの効果を出すためにコマ落としを好んで使った。
 
コマ落としの場合には回転速度はせいぜい半分程度までしか落とさないが、動きの遅いもの少ないものを撮影するために1秒間に1コマ(あるいはそれ以上)という非常に遅いスピードで撮影する技法もあるが、これは一般的には'''インターバル撮影'''と呼ばれ、コマ落としとは区別されている。インターバル撮影は流れゆく雲とか、花の開花や昆虫の羽化、町の人の流れを高速度で捉える際に用いられる。
 
なお、古い[[映画]]においてコマ落としに似たようなちょこまかとした動きになることがあるが、これは[[サイレント映画|サイレント]]時代には18枚/秒(20(20枚/秒などのケースもある)で撮影されていたことによるもので、それを現在の[[映写機]]/映写スピードで映写するとコマ落としのようになってしまうに過ぎない。従って、本来のスピードで映写すれば違和感のない映写が可能となる。
コマ落としの場合には回転速度はせいぜい半分程度までしか落とさないが、動きの遅いもの少ないものを撮影するために1秒間に1コマ(あるいはそれ以上)という非常に遅いスピードで撮影する技法もあるが、これは一般的には'''インターバル撮影'''と呼ばれ、コマ落としとは区別されている。インターバル撮影は流れゆく雲とか、花の開花や昆虫の羽化、町の人の流れを高速度で捉える際に用いられる。
 
[[Category:映画|ていそくとさつえい]]
 
なお、古い[[映画]]においてコマ落としに似たようなちょこまかとした動きになることがあるが、これは[[サイレント映画|サイレント]]時代には18枚/秒(20枚/秒などのケースもある)で撮影されていたことによるもので、それを現在の[[映写機]]/映写スピードで映写するとコマ落としのようになってしまうに過ぎない。従って、本来のスピードで映写すれば違和感のない映写が可能となる。