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別の説には、謝肉祭は古い[[ゲルマン人]]の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、[[キリスト教]]の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。<ref>Wilhelm Kutter : "Schwaebisch alemannische Fasnacht" Salzburg 1976, p.8-19</ref>カーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車''carrus navalis''(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いという研究者もいる。
 
長さは地域により異なるが、多くは1週間である。最終日はほとんどの場合火曜日([[灰の水曜日]]の前日)であり、一部の地域では、この火曜日を[[マルディグラ]](肥沃な火曜日)、シュロブ・チューズデー(告悔火曜日)、[[パンケーキ・デイ]]などといい、[[パンケーキ]]を食べる習慣がある。これは、四旬節に入る前に卵を残さないために生じた習慣でもある。シュロブ・チューズデーの名は、かつて謝肉祭最終日すなわち灰の水曜日前日に、みなが告悔を行う習慣があったことに由来する。
 
現在はその起源である宗教的な姿を留めず単なる年中行事や観光行事になっている地域も多い。とくに、リオデジャネイロのカーニバルにおけるサンバ・パレードからの連想で、ロンドンのノッティング・ヒル・カーニヴァルのように、四旬節とは全くことなる時期に開催される単なるサンバ・パレードをカーニバルと称することも少なくない。