「帝国主義」の版間の差分

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本来は[[19世紀]]中期以降の[[移民]]を主目的としない[[植民地]]獲得を指して使われる[[用語]]であるが、[[歴史学]]以外の分野ではしばしば文学的・政治的修辞として単純に膨張主義や[[覇権主義]]を指して使われる場合もある。また、[[ウラジーミル・レーニン|レーニン]]は植民地再分割を巡る[[列強]]の衝突から[[共産主義]][[革命]]に繋げようとする立場から更に限定し、『[[帝国主義論]]』([[1916年]])の中で[[20世紀]]初頭以降を帝国主義として論じているが、[[ソビエト連邦]]の崩壊後はそのような限定がなされることは少なくなっている。
 
帝国主義には、[[第二次世界大戦]]の[[ファシズム]]も含まれる。[[帝国主義国]]といわれた国は、[[アメリカ合衆国]]、[[イギリス帝国|イギリス]]、[[ドイツ国|ドイツ]]、[[大日本帝国|日本]]、[[第三共和政 (フランス)|フランス]]、[[オスマン帝国|トルコ]]、[[イタリア王国|イタリア]]、[[ソビエト連邦|旧ソ連]]、[[スペイン]]等がある。
 
レーニンの立場では、帝国主義とは、[[資本主義]]の独占段階であり、世紀転換期から[[第一次世界大戦]]までを指す時代区分でもあり、[[列強]]諸国が植民地経営や権益争いを行い世界の再分割を行っていた時代を指す。この時期のみを帝国主義と呼ぶのか、その後も帝国主義の時代に含めるのかについては論争がある。レーニンが『帝国主義』において多くを引用している[[ホブスン]]の研究では、帝国主義は19世紀中葉以降の植民地獲得、特に移民先として不適切なために余剰人口の捌け口とは成り得ない[[熱帯地域]]での拡張を帝国主義として批判の対象としている。