「あやかしびと」の版間の差分

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: 主人公。武部涼一という名前だったが病院を脱走後、名前を変える。かなりのお人好しであり、また涙もろい。その事をよくすずに指摘される。病院で[[カリキュラム]]の一環として[[空手]]を教えていた九鬼耀鋼から中国拳法の流れを汲む九鬼流を教わっている。髪のクセが非常に強く、所謂ヤンキータイプのツンツンした髪型になってしまうのだが、見た目と中身との差が激しいことを本人も気にしている。
: 先祖妖怪は「妖怪を殺すための武器から発生した[[付喪神]]の集合体」。人妖能力は金属との意思疎通・対話であり、金属引き寄せはその能力の一端に過ぎない。すずの言霊が効きにくかったり、八咫鴉が「先祖がよくわからない」「嫌な感じがする」と感じたのも、ひとえに類稀な先祖妖怪のせいである。
 
; 如月すず(きさらぎ すず)
:声 : [[鮎川ひなた]] / [[阪田佳代]]
: 双七が病院で出会った少女。双七以外の人間にはかなりの憎悪を抱いており、素っ気無い態度をとる。お人好しの双七を自分が何とかせねばと思っており、お姉さんぶっている。当人以外のルートで双七が女の子とくっつくとやきもちを焼いたりもするが、その女性本人を嫌うことはない。また、トーニャとは喧嘩ばかりしているが、単に馬が合わないだけである。但し、ある事情から薫にだけは憎悪を通り越して殺意を抱いている。
: 人ではなく純粋な妖怪[[九尾の狐]]であり、言霊を憑かせて相手を意のままに操れる。その絶大な能力が、ドミニオン達に狙われる原因となる。現段階では尾は一本しかないが、成長とともに増えていく。
 
: 彼女のシナリオでは自らの意志で尾を切ることを決断し、八咫烏により尾を切断した
: 彼女のシナリオには以下の3つの結末がある
:: 1.双七が人間の状態で人間の姿の九尾の鬼を一人で倒し、すずの元に帰る
:: 2.双七が付喪神となり、人間でも妖でも無い者(正確に言えば妖に近い)と成り果て本性を表した九尾の鬼とともに海に沈み、幽世(妖側か人間側かは不明)にて八咫鴉に無理やり体を明け渡されて現世に戻りすずと再会する。八咫鴉はその後静珠と幽世にて再会した。
:: 3.双七が付喪神となり、人間でも妖でも無い者(正確に言えば妖に近い)と成り果て本性を表した九尾の鬼とともに海に沈み、人間側でも妖側でもない幽世に一人ぼっちでいるところにすずがやってきて永遠に二人っきりとなる(おそらくすずは自殺したものと見られる)
; 一乃谷刀子(いちのたに とうこ)
:声 : [[一色ヒカル]] / [[田中涼子 (声優)|田中涼子]]
: 神沢学園の三年生で、生徒会に所属している。穏やかな性格だが、怒ると怖い。生徒会会長の一乃谷愁厳の妹。実家は神社で、そこで巫女を務めている。
: 先祖妖怪は「[[牛鬼]]」。人妖能力は怪力と愁厳への交換。ひとつの体に二人の魂が同居しており、[[精神世界]]において任意に対話、表へ出る人格・体を交換できる。単純に表へ出ていない者は常に眠っているわけではなく、同じものを見聞きする事も出来る。しかしその能力の代償に一乃谷家の人間家系代々総じて短命であり、生き永らえるためにはどちらか片方の魂を消さなければならないという宿命を持つ
 
: 彼女のシナリオには以下の3つの結末がある
:: 1.双七が逢難を受け入れ、色々あり、逢難でも双七でも無い者になり(自らを名無しの妖と呼称した)、やってきたドミニオンの薫、一奈以外を斬殺した。その後双七の思い出を壊すためにすずに連絡をとり、神社にて刀子達と対峙したが魂振りにより刀子の中に移され、刀子の精神世界の中で愁厳、双七と共に逢難を打ち倒した。その後逢難は九鬼により霊樹に吹っ飛ばされ、天狗たちに縫い付けられた後、再封印された(物理的な封印で八咫烏曰く「絶対に破られない封印」)。その後は子供が産まれており、この子の名前は「一乃谷愁厳」と名づけられた
:: 2.双七が逢難を受け入れ、色々あり、逢難でも双七でも無い者になり(自らを名無しの妖と呼称した)、やってきたドミニオンの薫、一奈以外を斬殺した。その後双七の思い出を壊すためにすずに連絡をとり、神社にて刀子達と対峙したが魂振りにより刀子の中に移され、双七が刀に宿った付喪神の力を借り自力で脱出し致命傷を与えた(最後の一撃は愁厳だが)。その後逢難は九鬼により霊樹に吹っ飛ばされ、天狗たちに縫い付けられた後、再封印された(物理的な封印で八咫烏曰く「絶対に破られない封印」)。その後はデートはしているが子供までは生まれていないもよう
:: 3.双七が逢難を切ったことにより隙が生まれそこに天狗たちの矢が突き刺さり封印された(その際愁厳は消滅した模様)。その後すずと双七以外が天寿を全うし、また双七も刀子がいる本殿前で死亡したと見られる(本殿には「生きた者は入れない」もよう)
: まったく関係ないが銀の刻のコロナにゲスト参戦している。その際霧狐(きりぎつね)、地蜂乱刀(ちばちらんとう)、鋼獅子(はがねしし)という剣技を使うが霧狐のみ刀子ではなく愁厳が使用した
; トーニャ
:声 : [[籐野らん]]
: 正式にはアントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ。神沢学園の二年生で、[[ロシア]]からの留学生。如月すずとは相性が最悪で、「たぬき」「きつね」などと罵倒しあう。口がかなり悪く、慇懃無礼。兄が一人いるが、その存在に頭を悩ませている。月に一度の妹の手紙を楽しみにしており、その時はふわふわモードになるので、生徒達の名物になっている。
: 人工的に生み出された人妖で、妖怪名は「キキーモラ」。先に重りのついた糸状のものを自分の手足のように操る事ができる。その端末には感覚もあり、また、編み込んである状態から開放する事も出来るが、精神的負荷が激しい。
 
; 飯塚薫(いいづか かおる)
:声 : [[嬉野祥子]]
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: かつて病院で双七の面倒を見ていたが、ある事情で彼を裏切ってしまう。この件が後に彼のトラウマのひとつとなり、またその一部始終を目撃していたすずは彼女を殺したい程に憎悪している。
: 先祖の妖怪は「[[鎌鼬]]」。愛用の銃に真空の弾丸を込めて射出する事が出来る。威力の調整が自由自在に出来、弾道もある程度なら調整する事が出来る。
 
; 逢難(ほうなん)
:声:---/[[朴璐美]]
: 悪しき九尾の狐・幻咬の尾の一つが意志を持った存在。破壊を好み、尾の中では最凶と言われている。PC版では敵としてしか現れず特別なCGは用意されていないが、PS2版では攻略可能となり立ち絵とイベントCGが追加されている。
: PS2版では力を抑えるためにあえて人間の姿に変わっていた。双七にとって怪物よりも見慣れた人間の姿のおかげか、目が覚めている間彼女の姿を見ることができる。ただし、双七以外には見えない。
 
: 刀子ルートでは物理的にかつ絶対に破られない封印をされた(どこかの神社とかに封印ではなく宇宙に放逐された)
: PS2版で追加された彼女の結末は以下の二つである
:: 1.逢難自身が双七を死なせたくないと思ってしまい、最終的には自殺し、消滅する寸前に生まれ変わったらよろしくと約束し、消滅した。数十年後にとある少年の父親が言っていた人の特徴と合致した少女と出会う。その特徴とは「金髪で跳ねっ返り娘で思ったことをズバズバと言い、それに対し胸を張って生きているので眩しく感じる人が多く、友達が少ないもしくは一人もいないが、寂しん坊なのに素直になれなく、強がるとんでもなく可愛い娘」というもの。ただしその少年と少女の名前は不明だが、少年の方は「すずねえさま」と言っているので双七の息子の一乃谷愁厳だと思われる。
:: 2.時間切れになるが逢難が双七と融合し、結果的に双七は助かったが逢難と同様に「悪心」を食事にしなければいかなくなった。作中では中が吸われて死亡した。その後は北に向かったもよう。逢難にもどうすることも出来なかったようで人を殺したくなる衝動に駆られるようになった
; 一乃谷愁厳(いちのたに しゅうげん)
:声 : [[先割れスプーン (声優)|先割れスプーン]]
: 神沢学園生徒会長。一乃谷刀子の兄で、非常に堅物かつ生真面目。普段は冷静沈着で感情をほとんど表に出さないが実際は情に篤く、非常に友人思いである。また、かなりの照れ屋。釣りが趣味だが、その腕前は…。
: 先祖の妖怪は「[[牛鬼]]」。刀子と一心同体の状態。ただし力や剣の技術は刀子より劣る。一方で精神的な脆さのある刀子に比べ、人間離れした強靭な精神力を誇り、人外の逢難をして「化物」と評され、恐怖させるほどである。
 
: 刀子ルートでは死亡するが他のルートではどうなるか謎。
: ちなみに刀子ルートのエピローグでは双七と刀子の間に生まれた子供が愁厳と名づけられており、逢難ルートのエピローグでは成長した彼と思しき姿を見ることができる。
; 上杉刑二朗(うえすぎ けいじろう)
:声 : [[北山幸二]] / [[吉野裕行]]
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: 先祖の妖怪は「[[だいだらぼっち]]」。「物を掴んで持ち上げる」時にのみ異常なまでの怪力を発揮する。が、普段の力はごく普通の青年となんら変わりない。
: 野球が好きだが、力のせいで断念したことがある。
 
; 七海伊緒(ななみ いお)
:声 : [[小塚環]]
: 神沢学園の二年生で、生徒会に所属している。真面目で堅物な、いわゆる委員長的性格。ひとつ年上の上杉刑二朗とは[[幼馴染]]であり、上級生でも彼に対しては敬語は使わない(そのため、当初双七は七海を刑二朗と同じ三年生と思っていた)。実家はかなり大きな病院を経営していて、彼女自身も手術の手伝いをすることがある。トーニャとは仲が良い。トーニャルートにおいて鈍感の刑二郎とひっついている、またその並列処理で、緊急時には司令塔として活躍してい
: 先祖の妖怪は「[[七人ミサキ]]」。頭の中に複数の思考が存在し、並列処理を行う事で複雑な計算等を簡単にこなす事ができる。ただし血が薄れているため名の通り七人ではなく、現在は二人しかいない。
 
; 新井美羽(あらい みう)
:声 : [[柚木かなめ]]
: 神沢学園の一年生で、生徒会に所属している。非常に引っ込み思案で恥ずかしがり屋。[[人形]]を持ち歩いており、慣れない人に対しては人形越しに話す。
: 先祖の妖怪は「[[川赤子]]」。物を通じて自分の言葉を話す事が出来る。その際距離を無視出来るため、うまく使えば[[電話]]のように遠隔地への連絡も可能。
 
; 姉川さくら(あねかわ さくら)
:声 : [[望月まゆ (声優)|望月まゆ]]
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: この世でもっとも聞きたくない数字は93である。家族は祖父母と両親がいる。
: 先祖の妖怪は「[[香天女]]」。狙った感情を相手に抱かせる香りを口臭として放つ事が出来る。全員に同じ香りとなるわけではなく、「落ち着く」という感情を抱かせる際には当人が最も落ち着く香りになる仕組みである。
 
; 愛野狩人(あいの かりと)
:声 : [[紫原遥]]
: 神沢学園の二年生。生徒会に所属している。冗談みたいな名前だが、れっきとした本名。美形でとにかくもてて、ストーカーに監禁されたこともある。美形である事を自覚しており、かなりの[[ナルシスト]]。虚弱体質で、よく女生徒に揉みくちゃにされて死にかかっている。だが、すぐに生き返る。
: 先祖の妖怪は「[[ぬっぺふほふ]]」。並外れて虚弱だが、死亡状態からも自動的に蘇生・回復する。怪我を負うと相当痛いので、普段は精神への負担を避けるために蘇生・再生するまで一旦仮死状態になるが、本人の意思により痛みを我慢し「死ぬ」のを耐える事も出来る。不死身ではあるが不老不死ではないので[[老衰]]によって死ぬことができる。(逆に言えば老衰以外の死に方ではやがて蘇生する ともいえる)
 
; 加藤虎太郎(かとう こたろう)
:声 : [[紫華薫|紫花薫]]
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:[[ギャンブル]]が趣味で、生徒の身包みを剥いだりすることもある。
: 先祖の妖怪は「[[石妖]]」。拳や掴んだものを任意で[[石]]と化す事が出来る。機関銃の弾丸を弾く程に硬くなるが、絶対に壊れないというわけでもない。
 
; 九鬼耀鋼(くき ようこう)
:声 : [[御成門佐清]]
: ドミニオンの副隊長。[[中国武術|中国拳法]]の流れを汲んだ対人妖専門の武術「九鬼流」の使い手であり、人妖ではないにも関わらず、並の人妖を圧倒する戦闘力の持ち主。如月双七に武術を教えたのも彼で、双七からは師として慕われていたが、息子が殺された事件を機に琥森島を離れ、最前線で戦い己の力を高めつつ調査を進め、遂に仇を発見するのだが犯人である一奈は九鬼にとって話にならないほど弱すぎた。そんな雑魚に自分の人生を滅茶苦茶にされたということを許せなかった九鬼は一奈を捕えドミニオンに組み込み、彼女が強くなるまで猶予を与えることにした。そして晴らされることなく溜まり続けた憎悪は九鬼を鬼へと変貌させつつある。ルート次第では敵にも味方にもなる。
 
: 刀子ルートでは名無しの妖となった双七とは敵対こそするがそれは双七を救うためであり、結果的には味方側である。人知れず去り、その後は不明。悪鬼については名無しの妖となった双七と戦った際に消し飛んだもよう。
: すずルートでは九尾の鬼となり双七により倒され消滅する。最終決戦にいく選択肢を選んだ場合は幽世にて双七と会話したのち地獄に行った。
: トーニャルートでは悪鬼になるが双七と戦っている最中に昇華された。その後双七とすずを全てを自分の責任にし見逃すように命令した。その後は不明
: 薫ルートでは異形の者となるが弱点を突かれ、ビルの屋上から落とされ死亡した。その際「すまない」と言ったがそれが何にたいしてなのかは不明。落下したときには人間の姿であった
; おっちゃん
: 小太りの初老の男。闇医者。名前は物語中出てこない([[名字]]は佐藤)。病院から脱走した双七たちが最初に出会う「病院外」の人間。
: 娘がいたが同級生の人妖に殺され、妻はそのショックで自殺し、人妖を憎むようになったが、双七たちとの出会いで生まれ変わることができた。
: 双七たちに、人妖都市「神沢」の存在を教え、逃げ込むように助言する。序盤のキーパーソンともいえる人物。
 
: 薫ルートにて佐藤某という名前が出てきた(PSP版のみの可能性あり)
: すずルートのエンディングで後日がわかる。
; サーシャ
: 本名はサーシャ・アントーノヴナ・ニキーチナ。トーニャの[[双子]]の妹。トーニャは彼女の身の安全と引き換えに神沢市にスパイとして潜り込むことを承諾したのだが、トーニャを人工的人妖へと改造した男はサーシャにも同様の改造を施し、さらに脳を弄って自分に忠実な兵隊へと変貌させてしまっていた。
 
: トーニャルートでのみ登場し、最期はトーニャのキキーモラにより死亡する
; 藤原那美子(ふじわら なみこ)
: 神沢学園の学生。淫蕩な母親を見てきた為か男や性に関して嫌悪感を持っていて、同姓でありながら刀子に恋愛以上の信仰に近い想いを持っている。先祖妖怪は[[影女]]。
 
; 氷鷹零奈(ひだかれいな)
:声 : [[野神奈々]] / [[本井えみ]]
: ドミニオンの隊員。先祖は[[雪女]]で、冷気を操り対象を凍らせる能力を持つ人妖。妹の一奈を溺愛し表向き庇護しているが、実際は一奈に依存している傾向がある。
: メンバーの中では比較的冷静且つ常識的な性格であり、周囲の抑え役となる事も多い。
 
: 意外に惚れっぽい性格で、薫ルートでは虎太郎に惚れてドミニオンを裏切った。刀子ルートとすずルートでは死亡する。
; 氷鷹一奈(ひだかいちな)
:声 : 野神奈々 / 本井えみ
: ドミニオンの隊員。零奈の[[妹]]。炎の[[氷柱|つらら]]を飛ばし焼き払う能力を持つ。先祖は[[火車 (妖怪)|火車]]。異常に冷酷な性格で、快楽主義的なところがある。
 
: どのルートでも彼女の最期は悲惨な死に様を迎える。
: すずルートではクドリャフカに潰されるが、それ以外のルートでは九鬼耀鋼に殺される
; 光念一兵衛(こうねん いちべえ)
:声 : [[棟方一志]]
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: 戦いと殺人を愉しむ戦闘狂の破戒[[僧]]で、守っている[[戒律]]は[[女犯]]くらいである。老けて見えるがまだ二十代とのこと。
: 戦闘狂ではあるものの、普段の立ち振る舞いはいたって冷静かつ温和である。
 
: 薫ルートでは輝義と薫どちらかが来るか勝負し敗けて、その後20人の警備員を殺し死亡した。ただしその前に渉に連絡をとり、虎太郎、薫、零奈、双七を見逃すように言った
; 光念輝義(こうねん てるよし)
:声 : [[杉崎和哉]]
: ドミニオンの隊員。一兵衛の弟で、先祖は[[野鉄砲]]。[[拳銃]](ゲーム内ではベレッタM92F)を大量に所持しており、弾切れを起こせば銃を捨て新しい銃を使用するという戦闘スタイルを取る。女と酒好き。なお彼の拳銃は何の変哲もないただの拳銃である。
: 兄と同様かなりの戦闘狂で、勝つ為に手段は選ばないタイプ。とはいえ卑劣と言うわけではなく、戦闘においての約束事は敵であっても守る律儀さも持つ。薫ルートでは正々堂々と果たし合いを挑み、真正面から戦っている。余談だが、過去に再会した際には兄が老けてしまったことに驚いていた。
: その粗野で奔放な言動とは裏腹に、かなりの仲間想いかつ兄想いであり、仲間の危機に身の危険も顧みず助けに入ろうとしたり、兄を身を挺して庇うなどの行動を見せる好漢であり、粗にして野だが卑に非ずと形容するのが相応しい人物である。
; 比良賀渉(ひらが わたる)
:声 : [[下野薫]]
: ドミニオンの隊員。本人も自覚しているほど非常に醜悪な外見をしており、まわりからそのことで貶されることが多いが、見かけで差別せず実力を評価してくれている薫に心酔し、彼女を気に掛けている。先祖は[[白溶裔]]。様々な[[毒]]を吐いたり、[[ヤモリ]]に偽装したり出来る。様々な乗り物を乗りこなす、高い運転技術を持つ。容姿はともかく、変人が多いドミニオンでは比較的まともな性格の人間である。
 
; [[八咫鴉]](やたがらす)
: 3000年以上生きているといわれる存在。もはや[[妖怪]]というより[[神]]に近い存在である。その割には容姿も性格も子供っぽいので、周りからは割とぞんざいな扱いを受けている。とある[[政治家]]の屋敷に住んでいる。
 
: 実はすずの父親である。子供っぽいのは過去に妻(すずの母親、九尾)が操られた人間に殺された際激怒し感情のタガがはずれ力を過度に使ったためである。
; [[烏天狗]](からすてんぐ)
: 八咫烏の側近で、1000年以上生きている。一対多の戦闘に特化し、神速の攻撃を特徴とする八咫雷天流という武術を得しており、弟子の加藤虎太郎に継承している。
: かつて[[源義経|遮那王丸]]に付き従ったことがある。
 
; ウラジミール
:声 : [[松寿エルザ]]
: 本名は、ウラジミール・ガヴリーロヴィッチ・シューキン。トーニャが兄と呼ぶ男であるが、実際に血の繋がりはない。ロシア人のわりに日本と[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の文化に陶酔しており、特に[[アニメ]]や[[ゲーム]]等に偏っている節がある。キャラ物のTシャツを着ている。
: やはり人妖で、その能力名は[[ポレヴィーク]]。[[土]]や[[コンクリート]]を自在に操ることができ、壁などを作って攻撃・防御を行う。また自身も土の中に潜り潜むことができる。
: 飄々とした正確ではあるが妹のことを心から思いやっており、彼女が密偵などやらなくても良い未来を送れるようになれば、と考える好人物。
 
; 天(てん)
: 悪しき九尾の狐・幻咬の尾の一つが意志を持った存在。その名の通り尾の中では最古にして最上位で、知略に優れ、戦闘力も逢難と並ぶほど。中とは一千年の付き合いだが、格下として完全に見下している。
: スタッフ曰くラスボスと見せかけて実はヘタレキャラ。本編では中よりは少し活躍した程度である
 
; 中(ちゅう)
: 悪しき九尾の狐・幻咬の尾の一つが意志を持った存在。擬態しドミニオンの最高責任者になりすましている。尾の中では若い方であり、力も弱い。せいぜい人の脳を弄る能力があるだけで、戦闘能力はほとんどない。スタッフ曰くヘタレな悪役なのに容姿が立派すぎることを気にしていた。
 
; 幻咬の尾
: 幻咬が死に際に放った9つの尾で、中(ちゅう)、天(てん)、地(ち)、逢難(ほうなん)、胞身(ほうしん)、肝魂(かんこん)、魂珀(こんはく)、霊(れい)、終(しゅう)という中前がある。
 
: この中で登場したのは、天、中、逢難のみで他の尾は天狗達により再封印されたか、九鬼耀鋼により喰わた。すずルートでしか名前は出てこない。
; 藤枝あやか(ふじえだ あやか)
: あやかしばんで登場する。新聞部部長である女学生。本人は既に死去しており、その正体は先祖である[[文車妖妃]]の力によって文章から生まれた幽霊。