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Tondenh (会話 | 投稿記録)
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=== 輸出産業と国内産業 ===
産業は、その製品・サービスが国際的に取引され国際競争にさらされているか、あるいは主に国内で取引されているかによって、輸出産業と国内産業とに区分される。こうした輸出産業と国内産業という分析視点は日本経済の二重構造を論じる際に用いられる。一般に、日本の代表的な輸出産業である自動車産業や[[エレクトロニクス]]産業([[ハイテク]]産業、[[情報技術|IT]]産業)は国際競争力が高いが、建設、農業、医療、金融などの国内産業は生産性が低いと言われる。
 
輸出産業と国内産業との区分は政策や社会環境によっても変わってくる。農産物は国際的に取引されている商品であるが、日本では農業保護政策によって各種の農産物が国際競争から隔離されている。電力は日本では国内産業であるがヨーロッパでは国際取引されている。[[情報通信業]]は従来は国内産業と考えられてきたが、情報通信技術の発達を背景に、[[インド]]や[[中華人民共和国|中国]]を拠点として遠隔地からサービスを行う動きも出てきている([[オフショアリング]])。