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政治家[[ロバート・ウォルポール]]の三男である。[[イートン校]]と[[ケンブリッジ大学]]で学ぶ。1739年から2年間、詩人[[トマス・グレイ]]とともに[[フランス]]、[[イタリア]]を遊学した([[グランドツアー]])。
下院
議員(1741-68年)も務めているが、むしろ趣味的な生活ぶりで知られる。
 
別荘の'''ストローベリ・ヒル'''を改築して(工事は1750年頃から数十年にわたった)、自分好みの中世[[ゴシック建築|ゴシック風]]に仕立てたが、これが大変な評判になり、毎日見学者が来るほどであった。1757年からそこに印刷所をもうけ、自作やグレーその他友人の作品を次々と印刷出版した。また、ある日見た夢をもとに中世の古城を舞台にした幻想的な小説『オトラント城奇譚』(1764年)を書き、これも評判を呼んだ。ストローベリ・ヒルと『オトラント城奇譚』はイギリスにおける[[ゴシック]]趣味の流行に決定的な影響を与えたと評されている。