「モーセ五書」の版間の差分

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モーセ五書のヘブライ語のタイトル
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==ユダヤ教==
[[ユダヤ教]]において'''トーラ'''({{lang-he|תורה}}, Torah)は、律法である。なお、'''トーラ'''は、[[プトレマイオス朝]]エジプトの[[ファラオ]]であった[[プトレマイオス2世]]の命で、[[ユダヤ教]]の祭司族とされるレビ族の書記官たちが[[ギリシャ語]]に翻訳した律法の題名とされる。また、[[モーセ五書]]のタイトルが並ぶと「初めに荒野で呼ばれた名は言葉」という[[ヘブライ語]]の意味を成すため、例えば「かかと」の言葉を読むと同時に、その言葉が「[[ヤコブ]]」という名に由来することを、法律書を読むように留意する。
 
また、[[ヘブライ語]]の[[モーセ五書]]それぞれのタイトルは、それぞれ最初の[[文]]の中から選ばれた[[文節]]である。「בראשית」([[創世記]])は一番目の[[文節]]、「שמות」[[出エジプト記]]は二番目の文節、「ויקרא」[[レビ記]]は一番目の文節、「במדבר」[[民数記]]は五番目の文節、「דברים」[[申命記]]は2番目の文節から[[冠詞]]を除いた言葉が、それぞれの書のタイトルである。そして、それら五つのタイトルが並ぶと「初めに荒野で呼ばれた名は言葉」という意味を成す。そのため、[[ヘブライ語]]の律法を読経する際は、現行の法律や契約書の様式にも取り入れられている読み替えを行い、「言葉」から「名」に、あるいは「名」から「言葉」に読み替えて意に留める。例えば文中に綴られた「かかと」の「言葉」を音読すると同時に、その言葉が「[[ヤコブ]]」という「名」に由来することを意に留めるのである。
 
==キリスト教==