「黄金ナチ党員バッジ」の版間の差分

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バッジには制服用の30.5mmと私服用の24mmがある。30.5mmバッジは宝飾品メーカーのDESCHLER & SOHN、24mmバッジはJOS. FUESSとDESCHLER & SOHNの2つのメーカーから異なるデザインのものが作られた。
 
黄金ナチ党員バッジは、ナチ党が政権を掌握した後の1933年11月9日に制定された。授与対象はナチ党に初期から参加していた党員番号10万番までの古参党員であり、裏面には党員番号が刻印された。実際に授与された党員は6万人程度であったとされる。したがって正規の黄金バッジは制服用1、私服用1のセットで合計12万個程度である。ただし、党へ申請書類を送ることでスペアを宝飾品メーカーへ私費で発注することが許可されており、実際に複数のバッジを購入している者も多数いる。
 
この黄金バッジを有する党員は一般バッジの党員(つまり遅れて入党してきた者)を「日和見主義者」とみなして馬鹿にすることが多かった。たとえば一般党員のバッジを「恐れのバッジ」(ナチスの威を恐れて入党してきた者という意味で)などと呼んで笑いものにしていた。