「テープレコーダー」の版間の差分

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ドイツの敗戦後、テープ録音技術がアメリカに移転され、民生用途に広く転用されるようになった。1947年には[[3M]]社が磁気録音テープを発売した。1948年のLP[[レコード]]開発と相前後して、高音質へのニーズが高まり、レコード会社は高音質化と長時間録音実現のため、相次いでテープレコーダーを導入する。各国の放送局でもその利便性を買われ、同時期から長時間放送や音声取材の手段として活用されるようになり、特に取材ではポータブル・テープレコーダーが広く用いられた。
 
以後テープレコーダーはLP・EPレコードと並ぶメディアの形態として、レコード制作会社や放送局だけでなく、個人・家庭でも容易に録音・再生が出来できる特性から一般化した。
 
日本では1950年に東京通信工業(現・[[ソニー]])が紙テープ式のモデルを発売したのが最初である。なお、ソニーでは長い間「'''テープコーダー'''」('''Tapecorder''')と呼んでいた(登録[[商標]]だった(登録番号?))。1950年代の日本の民間放送の勃興と相前後して、ソニーは取材用の可搬型のものも先んじて開発、'''[[デンスケ (録音機)|デンスケ]]'''の商標は同社の業務用ないしそれに準じるレベルの携帯レコーダーに使われ続けている。これが放送用に普及した当時、「デンスケ」の呼称は関係者の間でポータブル機を一般に指すものとして、ナグラ([[:en:Nagra]])など他社の製品も含めて呼ばれた。このため、現代において「当時のポータブルテープレコーダー」を指して、たとえば「私はあの時デンスケを担いで取材していました」のように使われることがある。