「タンクデサント」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
29行目:
=== 第二次大戦後 ===
[[Image:M48-Patton-on-road-to-vietnam.jpg|250px|thumb|ベトナム戦争にて[[M48パットン]]の車上に乗って移動する[[アメリカ海兵隊|米海兵隊員]]。]]
[[ベトナム戦争]]時の[[アメリカ軍]]、[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン戦争]]での[[ソビエト連邦軍|ソ連軍]]、[[チェチェン紛争]]での[[ロシア連邦軍|ロシア軍]]でも、装甲兵員輸送車内部の兵員室ではなく車上に乗って移動することが行なわよく見らていた。
これは[[地雷]]に巻き込まれる事を防ぎ、装甲兵員輸送車への攻撃からすばやく逃げるためである。[[RPG (兵器)|RPGシリーズ]]のように安価で強力な携行対戦車兵器が普及すると[[歩兵戦闘車]]の防御力不足が問題になった。各国当時の兵員輸送車は浮航性を持たせるために、極端に軽量化されており、装甲が薄かったりアルミ製で、対戦車兵器や機関砲の貫通をやすやすと許した。ある程度は装甲を強化することで対応したが、出力の余裕や予算上の問題でから十分に対策でき強化出来かったり、追加装甲のせで視察窓がふさがったりした。軍によっては予算上の理由や浮航性を必要とする用兵のため未強化のままの運用されることも少なない。そのためしばしば車内で一網打尽にならないために車外に跨乗して警戒することを、兵士たちはしばしば選んだ。特に[[M113装甲兵員輸送車|M113]]の初期型や[[BTR-60]]/[[BTR-70|70]]などガソリンエンジンの車両は容易に燃料が引火して爆発炎上するため、兵に嫌われた。初期のBMPシリーズのように燃料タンクが剥き出しで危険なものも同様である。
 
また20世紀末になると各国軍で砲弾片に有効な[[ボディアーマー]]が普及し、タンクデサント最大の弱点である砲爆撃からの脆弱性が軽減された。