「日産・フィガロ」の版間の差分

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'''フィガロ''' (''Figaro'') は、[[日産自動車]]が1991年からと1992年に販売していた[[乗用車]]である。
 
[[日産・Be-1|Be-1]](1987年)、[[日産・パオ|パオ]](1989年)に続き、初代[[日産・マーチ|マーチ]](K10型)をベースとした同社の[[パイクカー]]・シリーズの第3弾であった。
 
== 概要 ==
[[レトロ]]の手法を用いてデザインされた2ドアの小型[[オープンカー]]であり、手動で開閉するトップや、[[本革]]シート<ref>フロントシートのヘッドレスト下部、リアシート両サイドエッジ部分には、革同士の[[摩擦音]]防止のため、[[合成皮革]]が使用されている</ref>を備えていた。型式はFK10型で、[[乗車定員]]は4名、初代[[日産・マーチ|マーチ]](K10型)をベースとしたパイクカーシリーズのなかでは唯一、[[ターボチャージャー|ターボ]]エンジン<ref>[[日産・マーチターボ|マーチターボ]]2型(後期型)と同じ[[SOHC]]ターボエンジンである</ref>を搭載していた。[[コンセプト]]は、「日常の中の非日常」であった。
 
[[1991年]][[2月14日]]、限定20,0002万台で発売され、同年8月末までに3回に分けて抽選するという販売方式がとられた。
 
 
新車販売は日本国内でのみ行われたが、諸外国<ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=98154&servcode=700&sectcode=750 中央日報、2008年4月1日]</ref>、特に[[イギリス]]では広い人気を得、[[セレブリティ]]<ref>[[エリック・クラプトン]]や、オアシスの[[ノエル・ギャラガー]]などが知られる。(PDの思想委員会編 『プロダクトデザインの思想 <Vol.3>』 ラトルズ、2005年)</ref>のオーナーも現れた<ref>[http://www.sakainaoki.com/publicity/pikecar03.html 坂井直樹のパイクカーの話]</ref>。日本と同じ[[対面交通|右ハンドル]]ということもあり多くの中古車が輸入され、[[ロンドン]]にはフィガロ専門の[[中古車]]店もあったという。
 
== 年表 ==
*[[1989年]][[10月]] - [[東京モーターショー]]にて[[試作車]]が公開される。
*1990年 - [[高田工業]]にて委託生産開始<ref>[http://www.takada-kogyo.jp/company/index.html 高田工業(会社沿革)]</ref>
*[[1991年]][[2月14日]] - 販売開始。
**同年4月、日産自動車の提供による[[オムニバス]]映画「フィガロ・ストーリー」が公開された<ref>[http://www.nissan.co.jp/MUSEUM/MARCH/PIKE/pike.html 日産ミュージアム -時代の先端を象徴したマーチのパイクカー]</ref>。都市、恋愛、車、をテーマとして、[[アレハンドロ・アグレスティ]]、[[林海象]]、[[クレール・ドニ]]の監督により製作、日本全国の映画館で上映された。
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==参考文献==
* エンスーCARガイド「日産パオ&フィガロ&Be&Be-1」 三樹書房 2008年9月初版 ISBN978-4-89522-517-5 C0075  
 
== 脚注 ==
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* [[日産・エスカルゴ]]
* [[バブル景気]]
* [[相棒]] - テレビ朝日系列で断続的に放送されている連続ドラマシリーズ。2012年10月放送開始の第11シリーズより主人公・杉下右京の自家用車としてフィガロが劇中に登場している。
 
== 外部リンク ==