「カチューシャ (兵器)」の版間の差分

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== 構造 ==
[[File:Russian artillery fire in Berlin.jpg|thumb|right|[[ベルリンの戦い]]においてカチューシャで砲撃する赤軍]]
構造は非常にシンプルで、ロケット弾を載せるための鉄レールを平行に並べ柵状にした発射機と、それを支え、方向と射角を調整するための支持架で構成される。ロケット弾は無誘導で一般に照準器はついていないため、使用するロケット弾の重量や射程距離から射角を算出しおおよその方角に向けて発射された。命中精度は期待できないため、大量のロケット弾を集中的に撃ち込むことでその欠点を補った。右の写真に写っている BM-13 の場合、1基あたり8本のレールの上下にロケット弾を装着し、同時に16発を連続して撃つことができた。
 
カチューシャは、一般にトラック(ソ連製の [[ZiS-6]] や、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]製のスチュードベーカーUS-6s などの運転席に軽装甲を施したもの)に架装されたので、しばしば土台のトラックの部分もひとまとめにして、自走式ロケットランチャーの名称として使用されることもある。ただし、この兵器は他にも、[[戦車]]([[T-40 (戦車)|T-40水陸両用戦車]])やトラクター、[[装甲列車]]などにも搭載された。