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'''元素の系統名'''(げんそのけいとうめい)とは正式な名称が定まっていない新しい[[元素]]を呼ぶために、[[国際純正・応用化学連合|IUPAC]][[1978年]]に系統的な命名規則を定めたものである<ref>J. Chatt, 1979, ''[http://www.iupac.org/publications/pac/1979/pdf/5102x0381.pdf Recommendations for the Naming of Elements of Atomic Numbers Greater than 100]'', Pure & Appl. Chem., Vol. 51, pp.381-384.</ref>。一般に新しく発見された元素は確認を経て正式名称が決定されるまでに時間がかかる。中には104番元素の[[ラザホージウム]]のように論争が長期化し、発見の報告から正式名の決定までおよそ30年もかかった例もある。以下に解説する元素の'''系統名'''(もしくは組織名)は、正式な名称が決まるまでの間、元素を呼ぶときに一時的に用いられる名称である。[[原子記号]]は1、2、ないしは3文字の英字と定められている<ref>"[http://goldbook.iupac.org/A00503.html atomic symbol]", GOLD BOOK, IUPAC.(2010.3.4Web収載)</ref>。
 
この規則は[[1978年]]に定められ、その時点で正式な名称の定まっていなかった104番以降の元素に適用されてきた。2012年5月に114番元素と116番元素が命名されてからは、113番元素および115番元素および117番以降の元素に使用される。
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== IUPACによる例示 ==
IUPACの文書に示されている系統名の例は以下の通りである。但し正式名称が決定したために使用しなくなったものを除く。
 
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== かつて用いられていた系統名 ==
かつて用いられていたが、現在は既に正式名が決定している元素の系統名を挙げる。今は使用されず、過去の文献にのみ現れる。
 
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