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|6=初代[[ホンダ・CR-Z|CR-Z]]
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'''Honda IMAシステム'''(ホンダ・アイエムエー・システム、Honda '''I'''ntegrated '''M'''otor '''A'''ssist System)System、ホンダ・インテグレーテッド・モーター・アシスト・システム)は、[[本田技研工業]]が開発した小型・普通[[乗用車]]用[[ハイブリッドカー|ハイブリッドシステム]]である。IMAは「イマ」とも呼ばれる。
 
== 概要 ==
Honda IMAシステム(以下IMA)は、[[ガソリンエンジン]]と[[電動機|電気モーター]]の双方の動力源を持ち、[[ハイブリッド]][[システム]]の種類としては、エンジンとモーター両方が並行して駆動する、[[ハイブリッドカー#パラレル方式|パラレル型]]に分類される。[[電力]]は、自動車の制動、巡航運転時に発生するエネルギーを回生、余剰エネルギーをモーターが[[発電機]]となって回収し、[[バッテリー]]に[[充電]]するため、充電する作業は必要としない。エネルギー補給は[[ガソリン]]の給油のみである。
 
主動力源はエンジンであり、名前の通りモーターは必要に応じてアシストし、エンジンのトルクが不足する状況時にモーターが駆動しトルクが増大される。発進時や加速時などで余剰トルクが不要になり、燃費が改善できるようになった。停車時に作動する[[アイドリングストップ|オートアイドルストップシステム]]と、IMAに採用されているエンジンの低燃費性能により燃費が向上し、フライホイールの役目をなす薄型ローターと一体化したモーターが動的に負荷変動を吸収するため、エンジンの回転は滑らかなものとなっている。
 
当システムは、日本では[[ホンダ・インサイト|インサイト]]、[[ホンダ・シビックハイブリッド|シビックハイブリッド]]、[[ホンダ・CR-Z|CR-Z]]、[[ホンダ・フィットハイブリッド|フィットハイブリッド]]、[[ホンダ・フィットシャトル|フィットシャトルハイブリッド]]、[[ホンダ・フリード|フリードハイブリッド]]、[[ホンダ・フリードスパイク|フリードスパイクハイブリッド]]、北米では更に[[ホンダ・アコードハイブリッド|アコードハイブリッド]]に採用された。
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以降、2005年に登場した2代目シビック ハイブリッド(FD3型)、2009年に登場した2代目インサイト(ZE2型)、2010年に登場したCR-Z、フィット ハイブリッド(GP1型)にも、同種のNi-MH電池が採用されている。
 
===== リチウムイオン二次電池 =====
2011年に北米市場において登場した3代目シビックハイブリッドのIMAバッテリーには、[[ジーエス・ユアサコーポレーション|GSユアサ]]と[[本田技研工業]]ホンダの合弁会社である[[ブルーエナジー]]社製の[[リチウムイオン二次電池]](Li二次電池)が搭載された。Hondaホンダのハイブリッド車として初めて高出力なリチウムイオン二次電池を採用する3代目シビックのIPUは、3.6V×40セルの構成によりバッテリー電圧は144Vとなり、先代のニッケル水素電池に比べてエネルギー密度が2倍、出力密度が4倍、出力が33%アップの20kWとなったが、体積は36%減の16L、重量も29%減の22kgと大幅な小型軽量化を果たし、搭載性の向上に寄与する事となった。
 
=== キャパシタ ===
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=== トランスミッション ===
IMAはパラレル型のため通常の自動車と同じ[[トランスミッション]]が必要となるが、を逆手[[マニュアルトランスミッション|マニュアル]]仕様も設定可能であり、[[ホンダ・CR-Z|CR-Z]]や[[ホンダ・フィットハイブリッド|フィットハイブリッド]]のRSに[[マニュアルトランスミッション]]仕様が設定されている。
 
== 動作 ==