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[[画像:Manga meat.png|thumb|150px|マンガ肉の例]]
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'''マンガ肉'''(マンガにく)<ref name="TV-TOKYO">「[http://www.tvblog.jp/kanto/archives/2006/02/post_021721000005.html 抜き打ちテスト・まんが肉って本当にあるの!?]」[[所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!]], [[テレビ東京]], 2006年2月17日放送</ref><ref>ヤマダ、2002年2月8日、2002年3月8日毎日新聞掲載分</ref><ref name="pc online">みやしたゆきこ「[http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071004/283776/ 天高く私も肥ゆる秋の巻(第116回)]」[[日経パソコン|PC Online]]、2007年10月4日</ref>とは、主に[[漫画]]・[[アニメ]]・[[コンピュータゲーム|ゲーム]]<ref group="注">例えば、ゲーム『[[MOTHER2 ギーグの逆襲]]』の取扱説明書には、同様の形状の肉をパンに挟んだ「マンモスバーガー」なるアイテムのイラストがある。</ref>など[[フィクション]]の中に登場する食用の[[食肉|肉]]を指す。特に[[ギャグ漫画]]においては簡便に調理済みの肉を象徴する一種の[[アイコン]]として数多く登場する。ただし「マンガ肉」とはあくまでこれらを指す[[通称]]であり、正式な名称は不明であるが、そのような肉のサブカルチャーにおける認知度は高く、食品業界においてこれを模した物が商品化されることもある<ref name="fuji">「[http://www.business-i.jp/product/food/200907270008p.nwc スナック菓子「マンモスの肉!?」]」[[フジサンケイ ビジネスアイ]]2009年8月15日閲覧</ref><ref name="gigazine">「[http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081107_niku/ あの独特な形の「ギャートルズ肉」がエスケー食品からついに登場]」[[GIGAZINE]]2009年8月15日閲覧</ref>。
 
== 概要 ==
マンガ肉の起源として確たるものを挙げることは難しいが、日本においては少なくとも1970年代前半には存在しており、中でも『[[ギャートルズ|はじめ人間ギャートルズ]]』の登場人物たちが肉にかぶりつく様子は、インパクトの強く残したものとして有名である<ref>「[http://www.cyzo.com/2009/08/post_2517.html 大追跡!ギャートルズに出てくる「マンモスの肉」はどんな味なのか?]」[[サイゾー|日刊サイゾー]]2009年8月15日閲覧</ref><ref name="excite">木南広明「[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091161299961.html マンガで見た“あの肉”が買えるらしい]」、[[エキサイト|exciteニュース]]2009年8月15日閲覧</ref>。ただし、この作品に登場するマンガ肉は現在認識されているものとは若干形状が異なっている。作品中によく登場するものは[[輪切り]]にされた[[マンモス]]の肉であり、毛が生えたままの皮が付いている。
 
同作品以降、様々な漫画・ゲームを経て現在のような形に一般化され、[[原始時代]]を描く際や[[大食い]]キャラクターを描写する際の[[記号]]として用いられる。また、同作品以前にも、アメリカのアニメなどに'''骨付き肉'''の形で様々な類型が見られ<ref group="注">例えば、『[[トムとジェリー]]』におけるローストチキンの描写がそれである。個人や飲食店関係者もギャートルズにおける肉とならんで、トムとジェリーに登場する肉をブログなどで例として挙げているのを多く確認できる。</ref>、いずれにせよその原点を特定することは困難ということが言える。
 
=== マンガ肉の特徴 ===
*どの作品にも共通するのは、「一本の骨を覆う巨大な肉塊」であること。さらに「一枚肉」であること。
*食感は柔らかいとは言えないようで、手で持って豪快にかぶりつくといった描写が多い。その場合、肉はよく伸びる。
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*直接[[火]]に[[グリル|炙って]]食べる、または[[燻製]]にして食べるといった描写が多い。味付けについてはその有無も含めて作品によって異なる。
 
=== マンガ肉の再現 ===
現実に見た場合、どの動物にもマンガ肉のような太い骨の周囲に均一かつ円筒状に肉がついている部位は存在しない。そのため、実際に描写通りの肉を手に入れることはできない。そのためマンガ肉を再現するには、骨の周囲の肉をマンガ肉のような形に削るなど、何らかの加工を行う必要がある。<ref>[[#空想|空想キッチン!』!]] PP.66-68頁。</ref>
 
しかし、これまで様々な[[バラエティ番組]]で、「憧れのあの肉」を再現して実際に食べてみるという企画が放送されている<ref name="TV-TOKYO"/><ref>「アニメに出てくる料理を再現」深夜の星アニグルメ、2004年8月16日放送</ref><ref>「[http://www.tbs.co.jp/program/mangagourmet_20041229.html 空腹絶倒!ウンナンのマンガグルメ晩餐会]」[[UN街]]2004年12月29日放送</ref>。『[[ゲームセンターCX]]』では、「[[PC原人]]」([[2008年]][[1月16日]]放送)のアイテムの肉にちなんで「レストラン海賊」の“伝説のマンモスステーキ”(1,980円)という肉を紹介。スタッフが[[平塚市]]まで1時間半かけて本来[[テイクアウト]]できない肉を特別に持って帰って[[有野晋哉]]に提供した。
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== 参考文献 ==
*{{Cite book|和書
|author = [[ヤマダトモコ]]
|editor = [[夏目房之介]]
|date = 2003-03
|title=マンガの居場所
|title = マンガの居場所
|year=2003
|publisher = [[NTT出版]]
|month=3
|isbn = 4-7571-5039-3
|publisher=[[NTT出版]]
|ref = 居場所 }}
|isbn=4-7571-5039-3
 
}}
*{{Cite book|和書
|author = [[柳田理科雄]]
|coauthors = [[ケンタロウ]]
|date = 2008-01
|title = 空想キッチン!
|year=2008
|publisher = [[メディアファクトリー]]
|month=1
|series = ナレッジエンタ読本
|publisher=メディアファクトリー
|isbn = 9784840121354
|series=ナレッジエンタ読本
|ref = 空想 }}
|isbn=978-4840121354
|volume=5
}}
 
== 関連項目 ==