「ロバート・ラドラム」の版間の差分

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[[ニューヨーク]]出身。舞台活動・劇場主を経て、作家業に転身(ラドラム曰く「退路の橋を全て爆破」した)。[[1971年]]に半年を費やして執筆した『スカーラッチ家の遺産([[:en:The Scarlatti Inheritance|The Scarlatti Inheritance]])』でデビュー。元女優であった妻はラドラムから作家に転身すると宣言されたとき、もう一度女優として暮らすことを覚悟したというが、杞憂におわり、同作は刊行後たちまち話題になり、ベストセラーとなった。同作に寄せられた賛辞には「'''並みのミステリ作家6人が束になっても敵わないほどのスリルとサスペンスに満ち溢れている'''」とも称された。
 
著作は、世界30数国で訳され、発行部数は'''全世界で2億部'''に達しているとされる。'''ジョナサン・ライダー'''名義でも作品を発表(『禁断のクルセード』、『灼熱の黄金郷』 角川文庫)。
 
著作がベストセラーになった理由として、上記の賛辞で言われている通り「読者に退屈をさせない」という信念においての創作体勢が挙げられる。それには前述の通りラドラムは作家に転進するまで、[[俳優]]・[[声優]]・劇場主と、芸能の世界で生きていたため、そこで培った独特のサービス精神が影響している。
 
下記の「[[ボーンシリーズ|ジェーソン・ボーン 三部作]]」が映画化され大ヒットしたことで、[[日本]]でも作者・作品の知名度は上がったが、[[イギリス]]の[[フレデリック・フォーサイス]](作品の大半は、ラドラムと同じく[[角川書店]]で刊行しベストセラーとなり作品の多くが重版している)や、作品が多く映画化され大ヒットした[[トム・クランシー]]など、同じ[[スパイ小説|スパイ・エスピオナージュ]]作家と比べ、文庫判作品約50冊(1980年代前半から2007年までに出版された)は、現在すべて品切扱いとなっており、知名度の実状は劣っている。
 
== 著作 ==