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それでも、24世紀([[新スタートレック]]時代)においてもなお遮蔽した宇宙船は数十隻の宇宙船を用いて[[タキオン]]探知網を形成し、大規模な封鎖網を形成しない限り発見することは不可能なため、前述したリスクに見合った隠密行動ができる有用な技術となっている。
 
遮蔽装置は[[ロミュラン人]]が開発したものであり、主にロミュラン帝国と、ロミュランと短期間のみ同盟関係であり、その間に技術交換を行った[[クリンゴン人|クリンゴン]]帝国が使用している。彼らの戦艦である[[ウォーバード]]や[[バード・オブ・プレイ]]には標準装備されているため、基本的に彼らの船は緑色をしている(白色の連邦艦と「一目でわかる」ほどの映像演出上の区別をつけるためでもある)。ただし初期のロミュランのバード・オブ・プレイは白色のもののある。なお「新スタートレック」シリーズにおいて、ロミュランは技術供与した遮蔽装置(の改良版)を使用したクリンゴン戦艦を探知出来ていない<ref>新スタートレック「潜入! ロミュラン帝国」</ref>。
 
惑星連邦は22世紀中ごろに勃発したロミュラン戦争後、ロミュランと締結したアルジェオン条約で遮蔽装置の不保持を決定している<ref>新スタートレック「難破船ペガサスの秘密」</ref>。しかし、ボーグやドミニオンなどの脅威の増大により遮蔽装置の必要性が出てきたため、ロミュランとの合意の下にU.S.S.ディファイアントには、γ宇宙域でのみ使用を可能とするという条件にて遮蔽装置が搭載された。ただし、この条件はUSSディファイアント(NX-74205)艦長のシスコの"現場の判断"もあり、必ずしも遵守はされていない。また、2代目ディファイアント(NCC-75633)やこの他のディファイアント級戦艦には遮蔽装置が搭載されている描写はない。