削除された内容 追加された内容
11行目:
北海道の東部、[[釧路]]と[[根室]]のほぼ中間の太平洋岸にある。南西から北東に延びる海岸線に沿って長さ約9km、奥行き約3kmに広がる。
 
「霧多布」の地名は[[アイヌ語]]で「茅を刈るところ」を意味する「キータプ」に由来するが、実際に北海道東部太平洋沿岸に特徴的な[[海霧]]の影響を受け、[[霧]]の多い土地である。湿原南部の[[琵琶瀬湾]]には漁港があり近海の魚介の水揚げや[[コンブ|昆布]]漁を行っている。本来の霧多布の集落は湿原から[[霧多布大橋]]を渡った湯沸島(霧多布島)にあり、浜中町役場や温泉施設もここにある。[[湯沸岬灯台|霧多布岬]](島の東端)の沖にある小島(無人島)は、[[絶滅危惧種]][[エトピリカ]]の生息地である。
 
湿原の中心を横断する道([[北海道道808号琵琶瀬茶内停車場線|一般道道琵琶瀬茶内停車場線]])は湿原保存のため道の下を水が通る構造になっている。この道はMGロード(Marshy Grassland Road)の愛称が付けられ、歩道が整備され、各所に見晴らし場所や記念碑が設けられている。