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あるいは別義として、セリフの有無は問わず、'''[[立体活字]]'''、すなわち垂直に正立した[[書式]]のことを指す<ref name=chicago/>。[[イタリック体]]の項も参照のこと。
 
歴史的には、古代ローマの碑文で用いられた書体を意識してデザインされた経緯を持つ活字体を指し、[[イタリック体]]、[[ブラックレター|ブラックレター体]]などと区別された。
 
英語圏においては、古代ローマに起源を持つ書体群を指すときは大文字で Roman type と、近代以降の書式としての立体活字を指すときは小文字で roman type と呼び分けることが慣例的に行われる<ref name=bringhurst/>。
 
==歴史==
ローマン体は、イタリアの[[人文主義]]者達が[[古代ローマ]]の碑文で用いられた書体の復興を目指し、8世紀末の{{仮リンク|カロリング朝体|en|Carolingian minuscule}}を真似て作られもの<ref name=incunabula/>。「ローマン」の名称もこの経緯に起因する。活字としては1465年に、{{仮リンク|アルノルト・パナルツとコンラート・スヴァインハイム|en|Arnold Pannartz and Konrad Sweynheim}}により初めて用いられた<ref name=incunabula/>。細部に[[ブラックレター]]的な特徴を残した活字であった。
[[File:Roman typeface Sweynheym and Pannartz 1465.png|center|thumb|500px|パナルツとスヴァインハイムによる最初のローマン体活字のサンプル]]