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[[ファイル:Bash screenshot.png|thumb|200px|CUIの画面例。内容は[[Gentoo Linux]]でBashコマンドを実行したもの。]]
'''キャラクタユーザインタフェース''' ({{Lang|en|character user interface}})'''キャラクタベーストユーザインタフェース''' ({{Lang|en|character-based user interface}}、略称 '''CUI''')、'''コマンドラインユーザインタフェース''' ({{Lang|en|command line user interface}})、略称 '''CUICLI'''(シーユーアイ・'''CLI'''、コンピュータにおいて、[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]を用いて[[入力]]を行い[[文字]]によって[[出力]]を行う様式の[[ユーザインタフェース]]である。[[グラフィカルユーザインタフェース]] (GUI) する語として語ら使われることが多い。日本以外では'''CUI''' ({{Lang|en|character user interface}}) という表記呼称一般基本に日本だけ通用するものであり、国際的になく主に'''CLI''' ({{Lang|en|command line user interface}}) という称が使われる。日本においても会話などでは'''コマンドライン'''や[[コンソール]](端末)と呼ばれることが多い。
 
== 特徴 ==
CUIは旧式のインタフェースだ思われがちだが、GUI環境にはそれぞれ無い長所と短所があも持っている。そのため、[[UnixLinux]]などを含む[[LinuxUnix]]環境では系のサーバー用途ではCUIで使用操作することが現在でも主流である開発者などの中にはコマンドラインでほとんどの作業を済ませる者がいる。また、従来のWindowsにおいてもはコマンドラインインタフェースが貧弱であったが、近年では[[Microsoft Windows Server 2008|Server 2008]]におけるWindows Server CoreやWindows PowerShellのようなCUI環境を強化する動きが加速し表われている。
 
=== 長所 ===
*開発が容易。ユーザインターフェースが簡単で済む。 プログラムを作成する際、ユーザから文字入力を解釈処理するプログラムを部分([[コマンドラインインタプリタ]]というが、)を比較的簡単に作れる。GUIのプログラム開発できるためロジック一般にユーザインタフェース記述作成専念しやすい手間がかかり、内部状態も多くなる
* 処理の自動化が容易である(一連のコマンドや制御文は文字情報なのでファイルに単純に保存しておくことができ、それを後で何度でも実行・修正できる)。
*ネットワークへの負荷が低い。特に遠隔地のマシンや低速なマシンの場合、反応が速く、他業務への影響が少ない。
* プログラムの出力を別のプログラムへ直接流すこともできる(簡易なプロセス間通信として機能する)。
*直前操作の確認や、資料収集(操作履歴のログ保存)、自動化などが容易。
* キーボードだけで操作できるため、手慣れたユーザは作業を敏速に行うことができる。
*先行入力が可能である。GUIにおける、操作を行うためのボタンが表示されるまで待たされる、といったことが避けられる。
* 一般に自動補完機能が利用できるため、コマンドをすべて手で入力する必要はない。
*[[クライアント (コンピュータ)|クライアント]]側で専用の[[ソフトウェア]]が不要な(標準のターミナルソフト程度で済む)場合が多い。
* 別のコンピュータにリモートログインする場合、ネットワークへの負荷が低い。低速な回線でもリモート操作ができる。
* 直前操作の確認や、資料収集(操作履歴のログ保存・他人への提供、自動化などが容易。
* 先行入力が可能である。GUIにおける、操作を行うためのボタンが表示されるまで待たされる、といったことが避けられる。
* リモートログインする場合、[[クライアント (コンピュータ)|クライアント]]側で専用の[[ソフトウェア]]が不要な(標準のターミナルソフト程度で済む)場合ことが多い。
* など
 
=== 短所 ===
* 基本的なコマンドをある程度覚える必要があるため、習得コストがかかる。各プログラムのパラメータも必要に応じて調べる必要がある。
*入力を考慮するとアルファベットのコマンド入力となるので、覚える必要がある。
* 人間の視覚的な能力をあまり活用できない。
* 選択肢やヘルプなどを画面上に表示し、入力文字制限を行う事すること限界ある。
* 図形的なものの操作には向かない、または不可能。
* など
 
== CUIを採用している[[オペレーティングシステム]]/[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]] ==
*[[メインフレーム]]、[[ミニコンピュータ|ミニコン]]、[[オフィスコンピュータ]]の大半の[[オペレーティングシステム]]b
*[[UNIX]]、[[Linux]] (GUI環境を標準搭載しているパッケディストリビュションが多いが、ベースはCUI)その場合も仮想端末でCUIが使われる)
**[[シェル]] ([[C Shell|csh]]、[[tcsh]]、[[Korn Shell|ksh]]、[[bash]] 等)
*[[MS-DOS]]
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== GUI上でのエミュレーション ==
多くのGUIを採用しているオペレーティングシステム環境はその中も元を辿れば初めはCUIを採用していたなどといった理由から、CUIの環境を備え提供していることがある。これらは[[タスク]]の1つとして、GUIのウィンドウ内でCUI環境を提供表示する。
 
* 端末[[エミュレータ]]
** [[X Window System]]上の[[GNOME 端末]]、[[Konsole]]、[[kterm]]、[[xterm]]など