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|編成地 =
|通称号 =
|愛称 = ユサッフェ
|標語 =
|補充担任 =
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===前史===
[[ファイル:Philippine Scouts at Fort McKinley.jpg|thumb|250px|[[フィリピン・スカウト]]の37mm対戦車砲部隊。1941年頃の訓練の風景。]]
[[米西戦争]]後に[[アメリカ合衆国]]によって[[植民地]]化された[[フィリピン]]は、独自の軍隊を持たなかった。
[[1935年]]にフィリピンの独立方針が決まると、独自の[[フィリピン軍]]の創設が着手された。[[フィリピン・コモンウェルス]](独立準備政府)の初代大統領となった[[マニュエル・ケソン]]の要請で、アメリカ陸軍の[[ダグラス・マッカーサー]][[少将]]や[[ドワイト・D・アイゼンハワー]]少将らが[[軍事顧問]]として派遣された<ref name="morton9" />。マッカーサーらは、独立予定の1946年までに[[常備軍]]1万人(従来の警察隊員6千人を含む)と[[予備役]]40万人の[[フィリピン陸軍]]
===創設===
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結局のところ、米極東陸軍は、十分な戦力整備が終わらないままで1941年12月8日の太平洋戦争勃発を迎えた。例えば、フィリピン師団改編用の第34歩兵連隊は、まさに12月8日にフィリピンへ向けて出港予定で準備中であった<ref name="morton3435">Morton, pp.34-35</ref>。フィリピン陸軍の各師団の動員状態は2/3が進行した程度で、動員済みの部隊も装備や訓練は不完全だった。駐留アメリカ陸軍の兵力は31,000人(うちフィリピン・スカウト12,000人)、フィリピン陸軍の兵力は約10万人であった<ref>Morton, p.50</ref>。(詳細は[[#戦力の実態]]にて後述)
それでも、マッカーサーは事態を楽観視していた。従来の[[マニラ湾]]・[[バターン半島]]への籠城作戦を変更し、フィリピン全島の防衛と航空戦力による積極作戦を指示した<ref>もともとの[[オレンジ計画|オレンジ3号計画]]
[[ファイル:Wainwright and MacArthur at Philippine.jpg|thumb|180px|[[ジョナサン・ウェインライト]](向かって左)と[[ダグラス・マッカーサー]](右)。(1941年10月1日)]]
1月30日、フィリピン駐留の[[アメリカ海軍]]部隊も、極東陸軍司令部の指揮下に編入された。
バターン半島と[[コレヒドール島]]要塞の米極東陸軍部隊が追いつめられる中、1942年3月12日にマッカーサーはコレヒドール島を魚雷艇で脱出した。マッカーサーは脱出先のオーストラリアで引き続き極東陸軍司令官として作戦指揮を執るつもりで、コレヒドール島に残された司令部要員に前進指揮所を構成させ、補給物資の受け入れなどで連携させようと考えていた。しかし、マッカーサーの意図を知らない国防省や陸軍参謀本部は、現地の[[ジョナサン・ウェインライト]]少将を中将に昇進させて極東陸軍司令官として扱い、[[3月20日]]に新たな司令部である'''在フィリピンアメリカ軍司令部'''
後継となったウェインライトのUSFIPも、5月6日に降伏を日本軍に申し入れて、コレヒドール要塞を開城。フィリピン全土の残存部隊に降伏命令を発して、その任務を終えた。なお、これより先4月9日にバターン半島で投降した将兵は、[[バターン死の行進]]を経験している。
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===1941年11月末===
[[ファイル:26th Cavalry PI Scouts moving into Pozorrubio.jpg|thumb|250px|戦車隊の脇を通過する第26騎兵連隊。]]
部隊名
*アメリカ極東陸軍司令部 - 司令官:[[ダグラス・マッカーサー]]中将
*アメリカ陸軍フィリピン部
**[[フィリピン師団]] - 第31・第45・第57歩兵連隊、第23・第24野戦砲兵連隊(計3個[[大隊]])基幹。第31歩兵連隊以外はフィリピン・スカウト部隊である。
**第43歩兵連隊
**第26騎兵連隊
**第192戦車大隊 - [[M3軽戦車]]54両
**第194戦車大隊 - 同上
**第86野砲兵連隊
**第88野砲兵連隊
**第200沿岸砲兵連隊 - [[高射砲]]部隊
**第808[[憲兵]]中隊
98行目:
***第59沿岸砲兵連隊
***第60沿岸砲兵連隊
***第91沿岸砲兵連隊
***第92沿岸砲兵連隊
**その他後方部隊
*[[フィリピン陸軍]]
**第11師団 - 第1管区編成
**第21師団 - 第2管区編成
112行目:
**第91師団 - 第9管区編成
**第101師団 - 第10管区編成
**[[フィリピン空軍|フィリピン陸軍航空軍]]
**沿岸警備部隊 - 魚雷艇3隻
*[[アメリカ極東空軍]]
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