「物理モデル音源」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Addbot (会話 | 投稿記録)
m ボット: 言語間リンク 4 件をウィキデータ上の d:q1637433 に転記
2行目:
 
==特徴==
物理モデル音源では、[[バイオリン]]などの[[擦弦楽器]]や[[管楽器]]など、音が持続させている間、演奏者が音色を調節することができる楽器を忠実に再現することができる。一方、音が減衰するだけの[[ピアノ]]や[[ドラムセット|ドラム]]の音は[[PCM音源]]に比べて得意でない。
生楽器の忠実な再現のために物理モデルが複雑になり、コントロールするパラメータの個数が多い。従って、音色の作成が極めて難しい。
PCM音源と比べ発音数が少なく、音色作成の労力に対する見返りも少ないため、主流の製品が物理モデル音源に移行することは無かった。
現実世界に存在しない楽器のモデルを作り、音色を出すことも可能である。また、リアルタイムに楽器の材質を変化させることも可能である。これはPCM音源にはない特徴である。
 
管楽器を鍵盤のついたシンセサイザーで、リアルさを追求しつつ演奏する場合は、コントロールする項目が多くなる。
管楽器のように息でリードを振動させて音を出すような楽器では、鍵盤を押すだけではリアルな音が出せず、[[ブレス・コントローラ]]などを利用して初めてリアルな音が出せる。
そのため、PCM音源のような手軽さはなく弾きこなすには慣れが必要だが、ブレスコントローラや、[[ウインドシンセサイザー]]の様な機器を使用することにより、鳴り始めから鳴り終わるまでの擦れるような細かな息遣いまで再現が出来るのは物理モデルの最大の特徴であり利点である。
プロ仕様のシンセサイザーや、エレクトーンに搭載されることが多く、1台で和音を演奏するような場合は安価に入手できない.
 
==歴史==