「2ストローク機関」の版間の差分

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MC-R50A23 (会話 | 投稿記録)
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=== 2ストロークエンジンの特徴 ===
* ガソリンエンジンの場合、4ストローク同出力他機構エンジン較して、[[カム (機械要素)|カム]]と[[ポペットバルブ]]を駆動する動弁機構が不要で、部品点数が少なく構造が単純となり、製造コストが低く、軽量な点がメリットとなであ。同様に事から、[[オーバーホール]]もたやすく軽量で安価であるが、[[馬力]]、[[トルク]]共にその回転数範囲は狭い。ディーゼルエンジンや新世代のガソリンエンジンでは[[カムシャフト]]とかさ状排気バルブを持つためこの限りではない。またオーバーホールを必要とする間隔が短い。
* 同排気量の他機構エンジンと比較して、構造が簡単である事から軽量で安価。
* 同排気量の4ストロークと比べた場合、同じ回転数では爆発回数が2倍のため、[[馬力]]、[[トルク]]共に2ストロークが大きいが、その回転数範囲は狭い。
* 点火タイミングの管理度が低いため、[[アイドリング]]時の回転は不整で、[[吸気|吸]][[排気]]の[[脈動]]も不整となる(充填効率や静粛性、快適性で劣る)。
* 完全燃焼せず、未燃焼ガスの吹き抜けが起こるため[[一酸化炭素|CO]]と[[炭化水素|HC]]が多く、エンジンオイルを燃料と一緒に燃焼させるため、[[排気ガス]]中に有害物質が多い。同じ理由で、4ストロークエンジン比で燃費が劣ると共に、エンジンオイルの消費量が多いだけでなくエンジンオイルの消費量も多い。燃焼される事の無い生のエンジンオイルも排出されて汚染の原因となる。
* エンジンや排気音を含めて発生される[[騒音]]レベルが大きく周波数成分も高い(リードバルブによる高周波音や、排気チャンバーの反響音)。
* ガソリンエンジンの場合、ピストンをはじめ、各ピンやジャーナル部に潤滑油を圧送するポンプを持たないものが多く、それらは高速道路の長い下り坂などで、高回転時にスロットルの全閉時間が長くなると潤滑ができなくなり、焼き付きを起こすことがある。そのためにワンウェイクラッチを用いたフリーホイール機構が考案された。フリーホイールは駆動輪からの力を伝えないため、[[エンジンブレーキ]]は使えない。
* ガソリンエンジンの場合、4ストロークエンジンに比べ[[カム (機械要素)|カム]]と[[ポペットバルブ]]を駆動する動弁機構が不要で、部品点数が少なく構造が単純となり、製造コストが低く、軽量な点がメリットとなる。同様に[[オーバーホール]]もたやすい。ディーゼルエンジンや新世代のガソリンエンジンでは[[カムシャフト]]とかさ状排気バルブを持つためこの限りではない。
* ガソリンエンジンでは、[[混合気]]の逆流を防ぐための弁(ロータリーバルブ、リードバルブ)が設けられているものがある。この場合クランク室内で混合気を一次圧縮するため、クランク室は密閉構造であり、[[エンジンオイル|潤滑油]]の流入・流出経路を設けることができない。そのためクランク室内部は外部から[[エンジンオイル|潤滑油]]と[[燃料]]を混合供給し潤滑する。[[2ストロークオイル|2ストロークエンジン用オイル]]は[[シリンダー]]、[[クランク]]周りの潤滑、[[冷却]]の後、燃焼排出される。燃焼を前提として合成されているため、これを前提としていない4ストロークエンジン用オイルを転用するとカーボン堆積などの不具合を招く。
* {{要出典範囲|date=2013年4月|[[圧縮比が低く、爆発間隔も短いため[[ストール]]しにくい}}
* {{要出典範囲|date=2013年2月|[[アイドリング]]状態から一気にアクセルを開くと、4ストロークに比べ、回転上昇が速い}}。
<!--無意味な特徴 * 4ストロークエンジンに比べて運動エネルギーの消費が少ない(ピストン1往復分消費が少ない)。反対に燃焼効率は悪い。-->
 
=== 2ストロークエンジンをとりまく近況 ===