「北海道・東京連続少女監禁事件」の版間の差分

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== 事件の概要 ==
男は[[青森県]][[五所川原市]]の[[資産家]]の家庭に生まれ、裕福な家庭環境で[[アダルトゲーム]]に熱中し、甘やかされ育てられたが、母親を亡くしたことで大きな精神的ショックを受け、家出同然に実家を離れ一人暮らしを始めた。周囲には「[[ハーレム]]を作る」と嘯いていたという。その後、入門した[[空手]]道場の道場主に無断で[[印鑑]]を借用して[[養子縁組]]を届け出、名字を変えている。
 
=== 第一事件(北海道) ===
2001年当時、男は[[北海道]][[江別市]]に居住していたが9月に[[札幌市]]内で知り合った無職の女性(当時20歳)を自宅に連れ込んで2週間にわたり監禁し、ペット用の首輪を付けたり、「ご主人様」と呼ぶよう強要命令ていた。女性は解放された後に警察へ被害届を提出し、翌[[2002年]][[4月16日]]に[[北海道警察|北海道警察(道警)]]は監禁致傷容疑で男を逮捕。また、別の少女(当時19歳)を監禁し、包丁で足を傷付けたり、熱湯を浴びせるなどの暴行を繰り返していたことも判明した
 
弁護人は被告人が中学時代から不登校になり精神病院に通院し、高校時代には自殺を図ったこともあると主張したが、一応・被告人は心神喪失状態にあらず責任能力はあるとされた。[[2003年]]8月、[[札幌地方裁判所]]で男に対して[[懲役]]3年・[[執行猶予]]5年の判決が言い渡されたが被害者との[[示談]]は判決前に成立しており、男が控訴しなかったため刑が確定した。
 
=== 第二事件(東京) ===
執行猶予期間中に[[東京都]]へ転居した男は[[チャット]]に出入りし、そこで知り合った[[兵庫県]]出身の少女(当時18歳)と交際を始めるが、[[2004年]]2月、少女を脅迫して上京させたうえで都内のマンションやホテルで3ヶ月強にわたり北海道での第一事件の際と同様にペット用の首輪を付けて監禁。女性に「オレは病気だから捕まらないんだ」と主張。少女は6月初旬に監禁されていたマンションの一室から自力で脱出して保護されたが、[[心的外傷後ストレス障害]](PTSD)による衰弱が激しい状態であった。なお、男はそれまで童貞であった。
 
男は、その後自分は[[統合失調症]]であると主張し札幌市内の病院に通院。2004年12月と2005年4月、幻聴が聞こえるとして東京都内の病院で統合失調症の診断を受ける。[[警視庁]][[綾瀬警察署|綾瀬署]]は2005年[[5月12日]]に男を監禁致傷容疑で逮捕。