「ローマ教皇庁」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Addbot (会話 | 投稿記録)
m ボット: 言語間リンク 38 件をウィキデータ上の d:q108169 に転記
m編集の要約なし
1行目:
{{出典の明記|date=2013年1月}}
'''ローマ教皇庁'''(ローマきょうこうちょう、Curia Romana)は、[[使徒]][[ペトロ]]に由来するとされる使徒継承[[教会]]の首長としての地位の継承者として存続する[[カトリック教会]]の[[使徒座]]のこと。また、[[ローマ教皇]]の下に全世界のカトリック教会を統率する組織でもある。現在の所在地はローマの[[バチカン]]であり、[[バチカン|バチカン市国]]という世界最小の[[主権国家]]の中に置かれている。カトリック教会内や[[国際連合]]などでは、'''聖庁'''、'''[[聖座]]'''(Holy See, Sancta Sedes)という呼称も用いられる。
 
かつて教皇は世俗の領主のように自らの領地([[教皇領]])を持っており、事実上国家と同様に独立した行政権を領地内で行使していたが、19世紀末の[[イタリア統一運動]]の中で失っている。[[ラテラノ条約]]によって成立したバチカンは、教皇庁が支配する国際法上の主権国家であるが、かつての教皇領のような世俗的支配を行う領地ではなく、国民は教会関係者のみである。