「ファミリーナンバー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Galopin (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
1行目:
'''ファミリーナンバー'''(Family(''Family Number)Number'')とは[[サラブレッド]]の分類方法の1つ。それぞれ属する牝系ごとに1から43号まで番号付けされており、同じファミリーナンバーに属する馬なら全て同じ基礎[[牝馬]]に遡ることができる。例えば[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]](2号族のf分枝)と[[ノーザンダンサー]](2号族のd分枝)はどちらも20-30代遡れば17世紀のBurton Barb Mareと呼ばれる一頭の牝馬にたどり着く。
 
ウィキペディアでは今のところファミリーナンバーを[[競走馬]]の[[血統表]]の右下に記している。例えば[[ナリタブライアン]]の血統表の右下にF-No.13-aと記されているが、これは13号族のa分枝という意味である。スペースの関係からF.13a等のように表記している箇所もある。
 
== 歴史と意味 ==
成立は[[19世紀]]末の[[オーストラリア]]である。ブルー・ロウはサラブレッドの母方を遡ると、全てジェネラルスタッドブック第一巻に記載されている43頭の牝馬に遡ることができる事に気がつき、これら43頭の牝馬をロイヤルメアと呼んだ。さらにこれら43頭の牝系を子孫の[[ダービー (競馬)|ダービー]]、[[オークス]]、[[セントレジャー]]勝ち数が多い順に番号を付けファミリーナンバーが成立した。
 
勝ち数が多い順に番号を付けたため1号族は最も優れ、43号族が最も劣ることになるが現在ではあまり意味のない分類とされる。しかし、一方でファミリーナンバーは持久力の原動力とされる[[ミトコンドリア]]を初めとする[[細胞質]]を受け継ぐため重要視する人も多い。
 
また、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]や[[オーストラリア]]では初期の血統管理の甘さや、ロイヤルメアに属さない牝系が生き残ったりしたため、ファミリーナンバーに属さない馬もいる。これらの中には1949年[[ジャージー規則]]撤廃に伴い43牝系以外の新しいナンバー(アメリカンナンバー、コロニアルナンバー等)として認められたものもある。
 
[[Category:競走馬の血統|ふあみりなんは]]