「ローバー・800」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Prism11 VYB05736 (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
NSX GT-1 96 (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
||
2行目:
[[ファイル:1997.rover.800.arp.jpg|thumb|250px|right|ローバー・800 後期型]]
[[ファイル:Rover_800_02.jpg|thumb|250px|right|ローバー・800クーペ]]
'''ローバー800'''
当時提携関係にあった日本の[[本田技研工業]]との共同開発車であり、[[シャシ (自動車)|シャシ]]などの多くを[[ホンダ・レジェンド]]と共有していた。
9行目:
1980年代初頭、経営難に陥っていた[[ブリティシュ・レイランド]]は開発費をねん出できないことから、陳腐化し信頼性にも問題を抱えた同社の最上級車種である[[ローバー・SD1|SD1]]を刷新できない状態でいた。一方、[[1979年]]から提携関係にあった日本の本田技研工業(ホンダ)では、[[ホンダ・アコード|アコード]]の上級車種の販売を計画していたものの、高級車開発のノウハウがないことから、開発に際しお互いの思惑が一致し共同開発を行うことになった。
[[1985年]]にホンダよりレジェンドが先に発売され、ローバー・800は翌1986年に発売された。ホンダ製 2.5L [[V型6気筒|V6]] [[SOHC]]24バルブエンジン
レジェンドが[[1990年]]に[[モデルチェンジ (自動車)|モデルチェンジ]]されて2世代目に移行した一方、ローバー・800はマイナーチェンジを受けながらも[[1999年]]まで継続して販売された。途中[[1992年]]のマイナーチェンジ(R17系)では、フルスキンチェンジとも言うべき外板が一新され、当初のモデルに比べて丸みを帯びた外観となっている。
16行目:
== 「スターリング」による対米輸出 ==
ローバーは800の[[アメリカ合衆国]]への輸出を待望したが、同社はSD1の低品質と低信頼性による失敗に伴って同国市場から撤退を余儀なくされたばかりであった。そこで、同地の消費者のあいだで劣悪なイメージが定着したローバー・ブランドによる再進出は困難と判断、新たな[[ブランド]]として「'''スターリング'''([[:en:Sterling (car)|
アメリカ合衆国でのディーラー網構築後、イギリスの工場で生産されたアメリカ市場向けローバー・800たる「スターリング 825L/SL」が1987年から1988年まで、「スターリング 827L/SL」が[[1988年]]から販売された。期待に反してスターリングでも品質問題が発生、調査会社[[JDパワー]]にも酷評されたことで販売は低迷、[[1991年]]には廃業・販売中止となった[http://www.aronline.co.uk/index.htm?sterlingf.htm]。
25行目:
*[[1987年]]からオースチンローバージャパン(1989年、[[ローバージャパン]]に改称)が発売を行っていた。
ホンダ製 [[ホンダ・C型エンジン#C25A|C25A]]型 V6 2.5Lを搭載した最上級モデル「スターリング」
[[1989年]]にマイナーチェンジされ、V6エンジンが2.7L(ホンダ製C27A型)に拡大された。外装ではバンパーが延長され、アルミホイールの意匠変更を行った。また、従来モノグレードであったが「'''827スターリング'''」の他にSD1を彷彿させるような5ドア[[ハッチバック]]「'''827ビテス'''」
[[1993年]]、フロントグリルの付くR17系へマイナーチェンジ。グレード体系も刷新され、特徴的であったハッチバック「ビテス」、廉価版「Si」はラインナップから外れる。従来の「スターリング」に相当する「'''827SLi'''」、新登場の[[クーペ]]ボディを纏う「'''827SLiクーペ'''」 、自社製の直4 DOHCを搭載した「'''820SLi'''」の3グレードとなる。また、全車右ハンドルのみの設定となり運転席[[エアバッグ]]を標準装備とする。
39行目:
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Rover 800}}
* [[ホンダ・レジェンド]]
{{英国ブランド車種年表}}
|