「キャデラック・ドゥビル」の版間の差分

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同車種のシリーズにおける当モデルの位置づけを明確化。
英語版「Cadillac de Ville series」を参考に導入部を補強。概要序盤および終盤の記述を手直し。
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'''ドゥビル'''( ''DeVille'' )は、[[キャデラック]]ブランドで販売される、[[ゼネラルモーターズ]]の[[フルサイズ]]高級[[セダン]]である。名称の由来、[[フランス語]]で「[[都市]]」「[[街]]」を意味する語句
 
同社のキャデラック・ブランドにおける「DeVille」は、[[1949年]]の初代から続くシリーズ62クーペ・デビル」から続く名称であるが、本記事ではおもに10代目モデルについて解説する。
 
== 概要 ==
9代目(日本名「コンコース」)の後継モデルとして[[1999年]]に導入された。
 
車種ドゥビル以前の名称に関して、[[アメリカ]]での販売名は「デビル」であったが、[[日本]]国内では「フリートウッド・エレガンス」や「コンコース」などの名前が使用で販売された。言語間の表記と発音の問題から、日本で「'''デビル'''」と表記した場合に「[[悪魔]]」( ''Devil'' )と誤解されかねないためる可能性を考慮して、名称が変更されてい。このモデルにおいては、表記発音のイントネーションを替えた「'''ドゥビル'''」という表記となった名称を採用している
 
[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]は、GM Kプラットフォームを採用した。同じプラットフォームを使用している[[キャデラック・セビル|セビル]]は[[日本]]や[[イギリス]]等の[[左側通行]]諸国でも販売できるよう右ハンドルを加えた世界戦略車であったが、ドゥビルは日本を除けばアメリカや[[カナダ]]・[[中東]]といった一部の国々にしか販売されていないために左ハンドルのみの販売となった。
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グレード構成は、標準車のほか、「DHS」及び「DTS」グレードが用意された。「DHS」はドゥビル・ハイラグジュアリー・セダン(''Deville Highluxury Sedan'' )の、「DTS」はドゥビル・ツーリング・セダン(''DeVille Touring Sedan'' )の略である。搭載エンジンのチューニングに関しては、標準車とDHSは出力重視に対して、DTSには出力・トルクともに向上された物を使用している。
 
メーカーオプションとして[[ナイトビジョン]]が乗用車として初めて採用された。価格は高額であったが導入当初は装着率が高かったものの一方、年を追うごとに装着率が低下し、[[2002年]]に廃止された。
 
日本では、[[1999年]][[11月]]に発売された。中間グレードのDHSにナビゲーション等を備えたモデルでトランスミッションはコラムのみ導入され、エンジンのチューニングがセビルと競合するために最上位モデルのDTSは導入されなかった。
 
ナイトビジョンに関しても導入当初は[[運輸省]](現 [[国土交通省]])の認可が遅れたために[[2000年]][[4月]]に投入された2000年モデルのメーカーオプション(サンルーフと本革シートのセットで約83万円)として導入された。
 
[[2005年]][[2月9日]]にマイナーチェンジモデル[[キャデラック・DTS|DTS]]が発表された。これにより約56年も続いたドゥ「デビルの名前消滅することとなった。
 
キャデラックのユーザーは、「墓場まで乗っていく車」(キャデラックは[[霊柩車で)墓場まで乗って]]に使用されることが多種)と揶揄されるほど高齢化が深刻であった。そのため対応策として、中途半端にユーザーの若返りを目指したために結果、デザインの迷走振りが否定できな顕在化して。カリスマデザイナーといわれたデザイン担当副社長チャック・ジョーダンから、後任のウェイン・チェリー体制が定着した時期とも重なり、社内のデザイナーの質的低下の現も指摘さでもあていことはいうまでもない
 
マイナーチェンジ後継モデルでもあるDTS以降デザインが洗練されている評価は、[[1998年]]に就任した元クライスラーのボブ・ラッツが副会長の手腕によるものであとされている。
 
== 外部リンク ==