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CosA (会話 | 投稿記録)
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=== 特徴 ===
成熟した成人として、社会を構成する一員の自覚と責任を引き受けることを拒否し、社会そのものが一つのフィクション(物語)であるという立場をとるとされた。音楽でも[[テクノポップ]]の流行など、社会的にも無機質な変容が感じられた時代に、高尚な哲学や思想を語ることも、一種のファッションとしての地位を得た。一方、評論家の[[竹熊健太郎]]は、オタクと新人類は同一のものであり、「同じ人格類型のバリエーション」であると唱えている。
 
エリート消費者としての新人類という概念は、1980年代のバブル経済が破綻したことによって生の現実にさらされて下火になり、オタク概念は1990年代に技術的に破綻しながらもその作家性によって大ヒットした「[[新世紀エヴァンゲリオン]]」によって作り手のメッセージを無視できなくなり、単なる趣味人としての類型へと後退的に変質して行った。
 
新人類世代の共有体験は、受験勉強以外にも、テレビ番組や漫画・アニメ、[[ロック (音楽)|ロック]]、[[テクノポップ]]といったサブカルチャーの体験を特徴とする。1980年代は「[[ネクラ]]」「[[ネアカ]]」という言葉が流行り、社交的で軽く明るい性質が賞賛される傾向が強くなったが、新人類が生み出した[[若者文化]]は「ネアカ」志向であった。[[フォークソング]]は湿っぽいとして廃れ始め、[[ロック (音楽)|ロック]]音楽が流行り、[[ヘヴィメタル]]が台頭し始めた。