「存在の耐えられない軽さ (映画)」の版間の差分
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Mayaderena (会話 | 投稿記録) ストーリー |
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== ストーリー ==
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優秀な脳外科医のトマシュはまた、複数の女性と気軽に交際するプレイボーイでもあった。ある日、執刀のために小さな温泉街に行ったトマシュは、カフェのウェイトレスであるテレサに出会う。街から逃げ出したかったテレサは、トマシュを追って[[プラハ]]に来てしまい、二人は同棲生活に入る。▼
舞台は、1968年前後のチェコ・プラハ。
▲主人公トマシュは優秀な脳外科医
社会主義からの自由化の空気の中で、まずは幸福な新婚生活が始まったが、すぐにトマシュに女の影がちらつき始める。
一度遊んだ女には見向きのしないトマシュであったが、例外的な女もいた。自由奔放な画家のサビーナである。彼女とはお互いに束縛し合わない関係が長く続いており、彼女にも別に愛人がいた。
都市プラハで孤独に苛まれたテレサは、毎晩悪夢に苦しむようになる。それでもトマシュのもとからは去ろうとしない。
結婚生活が暗礁に乗り上げた頃、1968年8月20日、ソ連軍によるチェコ侵攻の夜が来た。
ソ連軍の戦車と、糾弾の声をあげる民衆の波に交じって、無心にカメラのシャッターを切るテレサ。トマシュは彼女を守りつつ、群衆に交じってスローガンを叫ぶ。しかし次第に、チェコの民衆の声は弾圧され、再びソ連支配の重苦しい空気が流れていく。
自分の主義を曲げようとしないトマシュはプラハにはいられなくなり、テレサと共に、一足先に亡命していたサビーナを頼って、スイス・ジュネーブへと去る。テレサはサビーナの紹介で、雑誌のカメラマンの職を得る。急速に仲を縮めるテレサとサビーナをよそに、トマシュは医者の職を得られず、ペンキ塗りの仕事に甘んじるようになる。彼が再び浮気を始めるのも時間の問題であった。
トマシュの止まない女癖の悪さ、生きることへの軽薄さに疲れ果てたテレサは手紙を残して、ひとりプラハへと帰っていく。
「私にとって人生は重いものなのに、あなたにとっては軽い。私はその軽さに耐えられない。」
ようやくトマシュは失ったものの大きさに気づき、ソ連の監視の厳しいプラハへと引き返す。2人はこの時はじめて、お互いを理解しあった。
監視の厳しいプラハを逃れ、2人は地方の農村で慎ましくも幸福な生活を送っていたが、それは唐突に終わる―。
いまやアメリカで暮らすサビーナのもとに、2人が交通事故で死んだことを知らせる手紙が届いた。三角関係の恋愛といえど、大切な2人の人間を失ったサビーナは、異郷で涙にくれるのであった。
== キャスト ==
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