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ホール伝導の模式図追加
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[[File:Hole conduction 01.png|thumb|300px|'''正孔伝導の模式図'''。ある系に電子欠損(電子が不足した状態)が存在するとき、その欠損に向かって隣の電子が次々と移動していく(図左)。<br>この電子欠損の場所のみに注目すると、相対的に、正の電荷を持った正孔(ホール)が移動しているように見える(図右)。<br>この正孔をキャリアとしてとらえた場合、正孔の流れる方向は電流と同じになる(電子の流れとは逆方向)。]]
'''正孔'''(せいこう)は、'''ホール'''(Electron hole または単に'''hole''')ともいい、[[物性物理学]]の用語。[[半導体]](または[[絶縁体]])において、(本来は[[電子]]で満たされているべき)[[価電子帯]]の電子が不足した状態を表す。たとえば[[光]]や[[熱]]などで[[価電子]]が[[伝導帯]]側に[[遷移]]することによって、[[価電子帯]]の電子が不足した状態ができる。この電子の不足によってできた孔(相対的に正の[[電荷]]を持っているように見える)が'''正孔'''(ホール)である。