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Ryo-Kondo (会話 | 投稿記録)
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一方、善いことを行えばそのことで満足感・達成感が得られるのに対して、悪いことを行うと良心の呵責や罪が露見することへの恐怖が起こる。
これが「善因楽果」「悪因苦果」の具体例である。
「善因善果」「悪因悪果」とは異なり、この場合の結果は一概に善か悪かを判断できない。
例えば、善い事を行った自分を誇って他人を軽蔑したり、一度の善行に満足して善行を止めることがあれば、それは善行が悪い結果を招いたことになる。
逆に悪を行ったによる心の苦しみが、その人を反省・更生へと導くならば、それは悪行が良い結果を招いたことになる。
これが「善因楽果」「悪因苦果」の具体例であり、両者は原因と結果の性質が異なるため、'''異熟因・異熟果'''と呼ぶ。
 
「善因善果・悪因悪果」について“善いことをすれば良いことが起こり、悪いことをすれば悪いことが起こるいう意味で「善因善果・悪因悪果」が用いら解説される場合があるが、これは「善因善果・悪因悪果」と「善因楽果・悪因苦果」混同したことによるを招きかねない不正確な用法説明である。