「スッポン」の版間の差分

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最大甲長は38.5cm。他のカメと異なり、甲羅表面は角質化していないので軟らかく、英訳のSoft-shelled turtle(柔らかい甲羅を持つカメ)もこのことに由来する。この甲羅の性質のため、他のカメよりもかなり体重が軽い。幼体は腹甲が赤みがかり黒い斑紋がある。成体の腹甲は白やクリーム色。
 
みつく力は強く、加えて本質的には臆病な動物のため、近付くと防御のためにすぐ食いつこうとする。「[[雷]]が鳴っても離さない」という譬えがあるが、み付いた個体を無理に引き離そうとすると、引き離されまいとして首を甲の内側に引っ込めより強く噛みつくことになる。み付かれても大抵の場合は水に戻せばそのまま泳いで逃げる。古くは物事をしつこく探求する者を「スッポンの何某」と呼ぶこともあった。
 
== 生態 ==
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[[Image:Blood-of-tirtle.jpg|180px|right|thumb|生血の日本酒割]]
美味しい[[出汁]]がでるため、スッポンを使った[[鍋料理]]([[まる鍋]])や[[雑炊]]、吸い物は[[日本料理]]の中では高級料理とされる。[[甲羅]]、[[爪]]、[[膀胱]]、[[胆嚢|胆囊]]以外はすべて食べられることが特徴である。そのため「まる」ともよばれる。解体することを「四つほどき」などとも言う。専門店や[[料亭]]では[[食前酒]]として、スッポンの[[血]]を[[ワイン]]等で割ったものを供することもある。全体を乾燥して粉末化した健康食品に用いられることも多い。
 
また、古代中国の書『[[周礼]]』によれば、[[周]]代にはスッポンを調理する[[wikt:ja:鼈|鼈]]人という官職があり、宮廷で古くからスッポン料理が食されていたようである。現在も[[安徽料理]]のポピュラーな食材として用いられている。