「硬骨魚類」の版間の差分

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[[サメ]]や[[エイ]](板鰓亜綱)、ギンザメ(前頭亜綱)など、骨格がすべて[[軟骨]]でできている軟骨魚類に対して、硬骨魚類の多くは、骨格の大部分が、硬骨と呼ばれる硬い骨からなる(ただし、[[チョウザメ]]類のように、軟骨の割合が大きいものもいる)。硬骨には、軟骨の骨化した軟骨性硬骨、結合組織や外皮に由来する膜骨などがある。
 
骨格のほかにも、硬骨魚類は、楯鱗をもたない、[[肺]]やそこから派生した[[浮き袋]]をもつといった特徴によっても、軟骨魚類から区別される。肺を獲得した初期の硬骨魚類の祖先は淡水棲であったとみられ、海棲の硬骨魚類はここから二次的に海洋に進出したものである。そのため硬骨魚類の体液の塩分濃度は約0.9%であり、これは硬骨魚類が発生した当時の海水の塩分濃度に近く、現在の海水の塩分濃度(3.5%程度)よりかなり低い。ちなみに淡水での進化を経験していない軟骨魚類・海棲の無脊椎動物の体液の塩分濃度は、現在の海水のそれに近い。
 
== A, 伝統的分類に基づく硬骨魚類 ==