「カポタスト」の版間の差分

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なお、あくまで付随的な効果ではあるが、ギターにておいてコードは、同じものでも様々な押さえ方(フォーム)があり、それぞれによって音の高さや構成音、展開形などが異なる。複数のギターを用いてコードを主とした演奏を行う場合、それらニュアンスの異なるものを組み合わせて音に独特の厚みを加えることができる。往々にしてハイ・ポジションの物も多く用いられるため、その際にカポタストが威力を発揮する場合も見られる<ref>『早わかり』p.47</ref>。詳しくは[[ギター#奏法]]も参照。
 
デメリットとしては、1~6弦までが常にセーハされているため、ギターの発音できる最低音自体があがってしまい、ある意味で演奏に制約が加わってしまう事が挙げられる。前述の通り、音質に関しての好みの問題もある。また、当然のこととして、左手だけで(セーハを駆使して)演奏する場合と違い、演奏ごとにいちいちカポタストを着け外しするという手間がかかる。また、コード譜は移調式の表示になり、例えばcapo:2でEmと表示されている場合、実際に鳴る音は1音移調してF#mである<ref>非装着時がレギュラーチューニングの場合</ref>。そのため、コードをポジションではなく音で認識している絶対音感保持者などは慣れるまで混乱しやすい
 
ちなみに、装着時にチューニングが狂う場合があるので注意が必要である。通常の運指と同じく、フレット内でもできるだけフレットそのものに近い位置に装着することが好ましいが、{{要出典範囲|余りに近すぎても左手の動きに干渉するというジレンマもある|title=これが明記された出典が見付かりません。ご協力をお願い致します。|date=2010年9月}}。なお、あまりに高いフレットに対してはあまり実用的ではなく、また、着脱時には必ずチューニングを確かめることが求められ、特に装着したままそのポジションを移動させるような横着は慎むべきであるとされる<ref>『早わかり』p.49</ref>。