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*俳優による偶然または故意の挿入を防ぐ(挿入を拒否する意思表示の意味も持っている)。
*男性器を固定し、演技の邪魔にならないようにする(ぶらぶらしてしまうと困る)。
*役者の性器の状態変化を隠し、両者の動揺によるメンタル心理面への影響を抑える(有効なのは[[性液]]分泌程度で、勃起に対してはほぼ無力)。
日本においては一般映画・[[ピンク映画]]を問わずほとんどの撮影現場で使用されており、特に男性においては前貼りの使用は相手女優へのマナーでもあるという。基本的には画面に映りこむべきものではないため、撮影においてはアングルなどに細心の注意が払われる。一方、いわゆる[[ヘアヌード]]のように陰部描写を前提にした撮影の場合は通常の前貼りの使用ができず、出演者には陰部を完全にさらけ出しての演技が迫られることになる。しかし、場合によっては[[陰毛]]を模したカツラを貼り付けることもあるという。このカツラは本来、陰毛が薄い女優が陰唇が直接写ってしまうのを避けるために使用するものである。
最近は、人権遵守の観点からピンク映画など性行為を経ない映画やドラマでも、着替えや入浴シーンなどの撮影時に現場スタッフや役者に見えないよう使用することが普通である。