「サッカー専用スタジアム」の版間の差分
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'''サッカー専用スタジアム'''(サッカーせんようスタジアム、{{lang-en|Football-specific Stadium}})は[[アメリカ合衆国]]の[[サッカー]]選手であり、アメリカ合衆国のサッカークラブや[[アメリカンフットボール]]クラブチームのオーナーを務めた{{仮リンク|ラマー・ハント|en|Lamar Hunt}}により提唱された用語である。フットボールといえば[[アメリカンフットボール]]ないしは[[カナディアンフットボール]]のことを指す北米においてサッカー専用スタジアムとは、{{仮リンク|多目的スタジアム|en|Multi-purpose stadium}}の内、サッカーの試合を開催するために特化したスポーツ用の[[スタジアム]]を指す。よく似た用語に球技専用スタジアムというものもあるが、こちらはサッカーや[[ラグビー]]など[[球技]]全般の使用を想定して建設されたスタジアムを指す。敷地や日程の関係上[[ラクロス]]や[[アメリカンフットボール]]、[[ラグビー]]の試合や[[コンサート]]に使用されることもあるが、サッカー専用スタジアムは基本的にサッカーの試合専用に建設されたスタジアムである。また、アメリカ合衆国のいくつかの施設(例: [[トヨタパーク]]、[[FCダラス・スタジアム]]、[[コロンバス・クルー・スタジアム]])ではスタジアム端の部分にステージが常設されているようなサッカー専用スタジアムも存在する。
サッカー専用スタジアムは設備や規模の面においてサッカーの試合に適した規格に整備してあることが一般的であり、スコアボード、ビデオスクリーン、VIPルーム、観客席用の屋根などが設けられている。サッカーのピッチは[[国際サッカー連盟|FIFA]]が規定する大きさ、具体的には
北米においてサッカー専用スタジアムは1990年代に初めて使用が開始された。これ以前、アメリカ合衆国のプロサッカーでは主に[[アメリカンフットボール]]専用スタジアムを使用してサッカーの試合をしていたが、多くの場合スタジアムは観客数の面では規模が大きすぎ、かつサッカーのピッチの大きさという面では規模が小さいという問題を抱えていた。また、アメリカンフットボールのスタジアムは[[人工芝]]を用いていることが多かった。(当時、FIFAの規定ではサッカーの国際試合に人工芝のスタジアムを使用することは禁止されていた)新たに建設された[[野球場]]の多くは、収容人数が少なく競技を行うピッチが広いという面においてアメリカンフットボール専用スタジアムよりもサッカーの試合に使用するには都合が良かったものの、これらの野球場はアメリカ合衆国のプロサッカーリーグが活動している時期には一般的に野球チームが使用しており、使用許可が出ることは期待できなかった。従って、アメリカ合衆国のプロサッカーリーグではサッカー専用スタジアムの建設を始めることとなった。
「サッカー専用スタジアム」という用語は時に、サッカーが「フットボール」として知られる国で使用されることがあるが、「フットボール」という用語が一般的な国においては「サッカーのためのスタジアム」という概念がありふれたものであるため、「専用 (Specific)」という用語を用いて区別化をすることは一般的ではない。従って、アメリカ合衆国の[[アメリカンフットボール]]やオーストラリアの[[オージーフットボール]]などのように、国内でサッカーよりも一般的な「フットボール」が存在する国、もしくは[[野球]]が盛んな国([[日本]]や[[大韓民国|韓国]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[台湾]]などの[[極東]]地域、[[メキシコ]]や[[パナマ]]などの[[中央アメリカ]]、[[ドミニカ共和国]]や[[プエルトリコ]]などの[[西インド諸島|カリブ海地域]])で使用される用語となっている。また、これらサッカー専用スタジアムという用語を用いる国においても定義は地域によって少しずつ異なるが、一般的にピッチの周辺に{{仮リンク|オールウエザートラック|en|All-weather running track}}<ref>[http://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF オールウエザートラック - デジタル大辞泉の解説] [[コトバンク]]</ref>(全天候型陸上トラック)が配置されていないスタジアムであるという特徴を有する。
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